世界中の学生と交流ネットワークを広げる

-----勉強以外に、何か課外活動に取り組まれていましたか?

大出 コロンビアでは就職のことを考えて、インターンシップに参加しました。当時はメディアの仕事に興味があったので、初めにニューヨークにある日本のローカルなニュースペーパーで半年間。その後、共同通信社でも半年インターンをしました。ほかには、空世界中の学生と交流ネットワークを広げる手と日本舞踊も習っていました。

天木 僕は毎週1回、老人ホームでコンピュータの操作を教えるボランティアをしていました。孫にメールを書くにはどうすればいいのかとか、ソフトの使い方を教えてもすぐに忘れてしま うので、結局、同じことのくり返しなんです(笑) でも、おじいちゃん、おばあちゃんは楽しみに待ってくれていて、とてもいい経験になりましたね。

川合 シェアハウスのメンバーたちと、毎週テーマを決めて、それぞれが自国の料理を振る舞う会を開いていました。12~13か国の人と一緒に住んでいたのですが、住民のほかにもUIUCの留学生コミュニティからさまざまな国籍の学生を招き、会場を提供してその会を開いていたんです。ほぼ毎週、100人くらいが出入りしていました。

大出 インターナショナルスチューデントの集まりでは、中国や韓国などの留学生とも仲よくなりました。あと、コロンビアの学部課程には、学年に日本人が3、4人しかいないので日本人のコミュニティに入って、大学院の方とも親しくさせていただきました。

川合 僕の場合は、特に中国から編入してきた学生と親しくしていました。UIUCには毎年、日本から交換留学生も来ていますので、そういう人たちの組織を通して、ネットワークが広がりました。

------振り返って、もっとやっておけばよかったと思うことはありますか?

天木 アメリカには、“フラタニティ”や“ソロリティ”という、学生が主体の伝統的な社交組織が存在します。キャンパスで共同生活を送るのですが、それに参加したかったなとは思いますね。歴代の大統領もフラタニティ出身者なので、コネクションが広がると思います。ただ、入るにはお金もかかりますし、試験もあります。それに、3年生からでは受け入れられないんです。

大出 私も同じで、コロンビアに行って初めてフラタニティとソロリティのことを知りました。入っていたら、また違った生活だったろうなと考えたりもします。あとは、ニューヨークをも っと満喫したかったと思います。4年間で卒業しようと毎学期必死で勉強していたので、都市生活をあまり楽しめなかった気がします。

川合 僕は、割と学生生活を満喫しました。ただ、英語以外の言語も身につけたいと考えているので、当時から手をつけておけばよかったというのはありますね。韓国人や中国人の友だちがいて、話せる機会もあったのにと思います。

------最後に、海外での大学生活を通して学んだことと自分が変わったと思われることを教えてください。

天木 大学の中には、皆で一緒にいい成績をとって卒業しようという助け合いの精神があったことで、留学生の自分はとても助けられました。その助け合いの精神を学べたことが大きかったですね。あとは、自分自身が精神的にタフになったというのが一番だと思います。二度と体験しないだろうというようなことが次々と起こる中、周りに協力を求めながら解決していくことで、打たれ強くなった気がしています。

大出 私も、精神的にタフになったと感じています。もうひとつは、世界中から集まってきた学生たちと話をすることで、世界観が広がりました。日本では自分らしくいられないと思っていましたが、いろいろな人と触れ合う中で自分を肯定できるようになりました。個を大切にするアメリカの教育のおかげで、自分のやりたいことを見つけられ、それにまっすぐに向かう姿勢が身についたと思います。

川合 僕も同じですね。精神的にタフになったということと、視野が広がったと思います。それに加えて、今の自分の広告という仕事にもつながるのですが、自分の意見を持つことを学びました。間違ってもいいから、自分から発信することの大切さがわかりました。

フラタニティ、ソロリティとはアメリカの高等教育の学生が主体となった社交組織で、多くの4年制大学に存在しています。男子学生だけで構成される組織がフラタニティ、女子学生の組織がソロリティです。この組織には、勉学を助け合うことだけを目的とするアカデミック・フラタニティ/ソロリティと、課外活動やパーティを頻繁に行う社交フラタニティ/ソロリティの2 種類が存在します。ほとんどは後者であり、歴史と威厳を重んじる団体も多く、加入するには厳しい審査が行われます。また、全米のさまざまな大学に同じ組織の支部があるため、活動を通して全土の学生同士が親睦を深められます。授業では学ぶことのできないしきたりや上下関係などを学ぶ場でもあり、キャリア教育としても重要な役割を果たしています。

アメリカでは、多くの著名人が大学在学中にさまざまなフラタニティやソロリティに所属し、活動してきました。ロナルド・レーガン元大統領やビル・クリントン元大統領も、フラタニティのメンバーであったことが広く知られています。※「米国大学におけるフラタニティー(Fraternity)とソロリティー 063 (Sorority)の役割とは何か‐量的調査による考察‐」天木 勇樹

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