学習面のサポートを柔軟に変更する

 長谷部理乃さんは子どもの性格について「何事もきちんとやらないと気がすまないタイプ」と話します。
 「私が口出しすると嫌がるので、入塾当初からプリントの整理などを息子に任せていました。でも、あまりうまくいかなくて……。いろいろな教科のプリントが混ざって、必要なものが取り出せない。そんな状態だったので、5年生までプリントの整理は私が行いました」
 4年生の間は学習面に関しても、長谷部さんがサポートする場面が多かったそうです。
 「息子が解いた問題の丸つけをしたり、映像授業を一緒に見たりしていました。でも、5年生からは自学自習の習慣をつけるために、学習面のサポートをできる限り減らそうと努力しました。問題の丸つけや復習は息子に任せ、難しい問題に頭を悩ませているときだけ、一緒に映像授業を見るなどのサポートをしました」
 5年生からはノートづくりも子どもに任せます。
 「間違えた問題のコピーを切り貼りし、ノートにまとめていました。しかし、子どもに全部を任せたのは私の判断ミス。問題を切り貼りする作業に時間をとられ、肝心の復習に手が回らなかったんです。案の定、成績が下がりました」
 それを見た長谷部さんは、サポート内容を変更します。
 「息子に任せていた問題のコピーや切り貼りを私が行うことにしました。そうすることで、息子も時間に余裕が生まれ、復習に集中できるようになりました。勉強面に関しては、できる限り子どもに任せた方が良いと思いますが、あまりにも効率が悪い場合、作業的な部分を親が手伝うことも大切ではないでしょうか」
 長谷部さんは、このサポートを入試直前まで続けます。
 「息子が読んでいた子ども向け新聞の中から、息子が希望する記事をコピーしたりもしていましたね。また、『歴史秘話ヒストリア』や『サイエンスZERO』などのテレビ番組を録画し、理科や社会などの興味アップに役立てました」
 一方、子どもと一緒に解答・解説を見たり、勉強スケジュールを考えるなどのサポートは、6年生からほとんどしませんでした。
 「『勉強しなさい!』と注意するのも極力控えていました。反抗期に入り、私の言うことを素直に聞くことも少なかったので。しかし、難しい問題に悩んでいるときは、"塾の先生に聞いてみたら?"と声をかけました。最初はなかなか質問できなかったようですが、塾の友だちから影響を受けたらしく、自ら質問するようになりました。そういう変化を間近で見てきて、"親が手出し・口出しを減らしても子どもは成長していくんだな"と、しみじみ感じました」


第一志望はどう決めた?

 長谷部さんは志望校選びについて、「最後まで悩んでいた」と振り返ります。
 「私自身は大学受験をしなくてすむ附属校がいいかなと思っていたんです。でも、息子はある進学校を希望し、そこを第一志望に決めました」一方、長谷部さんは6年生になってからも学校見学を続けます。
 「その中に筑波大学附属駒場中学校が入っていました。息子が希望する『学校のグラウンドが広い』『理系の学習環境が充実している』などの条件に合っていたんです」
 しかし、受験前の位置づけはあくまでも併願校。そして、入試では第一志望も筑駒も見事合格を果たします。
 「息子はてっきり第一志望の学校を選ぶと思っていました。でも、塾の先生や友だちから『筑駒の方が合っている』と言われてから本人が迷い出して」
 進学先を決定するために、家族全員で筑駒に足を運びました。「当日は大雪で、広いグラウンドが一面真っ白になっていました。それを見た息子が"ここがいい!"と(笑)。そんな理由で決めていいんだろうかとも思いましたが、今は学校生活を楽しんでいるので、私としても納得しています」

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