メニュー



すべての指示語・接続語を一つひとつ確認

クリックして拡大
国語の問題

偏差値45の子どもは、国語という教科そのものにストレスがあると、四谷大塚の弦間史朗先生は言います。
「何をやったら成績が上がるのか見えてこないので嫌になっている子ですね。とにかく漢字をひたすらやるのが国語だと捉えています。漢字すらやっていないと45を下回ってきますが、漢字をやっているならば、まだ見込みがあると言えるでしょう」
選択肢も、問題文を1回読んで勘で選ぶことが多いと言います。
「"ワタシ的には…"といった勝手な解釈が目立ちます。なので、長文のどこを丁寧に読めばいいかがわかれば、偏差値55ぐらいにはすぐ手が届くでしょう。また、勘がことごとく的中したときなど、国語は偏差値10ぐらい上下することはザラですから、目前の偏差値に一喜一憂せずに、とにかく長文をしっかりと読むくせをつけるように、夏休みに仕向けましょう」
読解に関しては、指示語や接続語に注意することが大切です。
「極端な話、設問は解かなくてもいいんです。文章を読んで設問に関係あるなしを問わず、すべての指示語が何を指しているか、子どもに考えさせます。接続語も一つひとつ、前後の関係をあたって、なぜその接続語になるのかを考えさせるといいでしょう」
偏差値アップを図るには、語彙力の充実も欠かせないとのことです。
「漢字の言葉ならまだ意味を類推できるのですが、"のっぴきならない"や"おもむろに"といったひらがなの言葉はお手上げという傾向が。子どもはわからない言葉が出てくると、それだけで読む気がなくなってしまいます。大人が英語の長文を読んでいるときに、意味のわからない単語が出てきたときの感覚に近いものがあると考えていいでしょう」
語彙力を高めるには音読が効果的、と弦間先生。
「音読をすると、わからない言葉はおかしな発音や区切りで読みますので、子どもが理解できていない語彙が明確になります。もちろんそのためには、隣で音読を聞いてあげる必要があります。夏休みは毎日、1日10分ぐらい音読の時間をとってほしいものです。最終的には、10分で新聞の一面にあたる6000字ぐらいの文章が無理なく読めるようにしたいですね」
わからない言葉が見つかったときは、その場で意味を親に聞く方法でも構わないそうです。
「この段階では、辞書を引くことにこだわる必要はないでしょう。無理に辞書を引かせると、子どもは面倒に感じ、いい加減に調べてわかったつもりのまま、終わらせてしまう危険性があります。音読が終わったら、結局"何が、どうした"話だったのか、端的に子どもに言わせましょう。文章全体の大意を把握しながら読むのも大事です」


問題全体を見ないで後ろの設問がボロボロに

クリックして拡大
国語の問題

テストで記述などの難問が出たときに、わからないなりにやってみようとするのが偏差値55くらいの生徒だと、弦間先生は言います。
「読書好きだけど家庭で国語の勉強はしていない子などで、指示語や接続詞を丁寧に追って読めているという感じですね。ただ、問題全体を見ていないので、解答時間が足りずに後ろの問いがボロボロになる傾向があります」
塾の学習では、記述問題を飛ばしてしまっている子がほとんどとのこと。
「そうした難問について、テストでは解いてみようと考え込むのですが、そこで思考が止まって時間を浪費してしまい、後ろの問題に手がつけられなくなるのです。日常的に難問に向き合っている子どもなら、とりあえず飛ばして後ろの問題をやって戻ってくる。別の設問を解いているときに"あっ!"とひらめくことがあることを、経験的に知っているからです」
語彙もまだ、あやふやな部分が少なくないと言います。
「偏差値55程度になると、知らない言葉でも前後から類推して、それなりに読めてしまいます。結果的に、類推した言葉の意味があいまいなままになってしまう。夏休みに、毎日黙読を10~15分やって、わからない言葉に線を引き、親に聞く習慣をつけさせましょう。これも偏差値45のときと同様、辞書を引くことをさせずに、すぐに聞かせるという方法でよいと思います」
偏差値55前後の生徒でも、偏差値10ぐらい上下することはめずらしくないというのが国語という教科。
「問題文のテーマと生徒の相性が合えば、偏差値65ぐらいは出てしまうもの。それをテーマに関わらず平均的に出せるようにしなければいけません。特に物語文は上下が大きいですね。意外かもしれませんが、論説文は子どもたちとって、物語文より理解しやすい傾向にあります。国際、環境、文化・文明論などは、場数を踏むことで、パターンが見えてくるのです」
テーマによる変動の激しい物語文は、夏休み中にテーマの蓄積に努めたいもの。
「特に男の子は、恋愛ものや葛藤する気持ちが理解できない傾向があるので、補強してあげる必要があります。弱点となりそうなテーマまで含めて、予習シリーズではひと通りの問題が揃っていますから、苦手なテーマを繰り返し重点的に復習するといいでしょう」
偏差値が高くなってくると、「記述はある程度書けてそれなりに点は取れるけど、選択問題でひっかけの選択肢を選んで間違えるのが怖い」という逆転現象が起きます。
「選択肢を見る前に、"これが記述問題だったらどう答えるか"を常にイメージするといいと思います。そうすれば、変にひっかけの選択肢に惑わされることもなくなるはずです」
サイトマップ
人気記事ランキング
01 特集
そのひと言が子どもを変える! 学力を伸ばすほめ方・励まし方
02 スペシャルウィーク
9歳までに身につけたい国語力
03 子育てに効く脳科学のお話
頭をよくする方法はある?

サイト内検索
 

RSS登録
これまでの特集記事



気になる記事ピックアップ
これまでに公開された記事の中から気になる記事をランダムでピックアップし、表示しています。