プライベートのない寮一番苦労したのは食事

-----アメリカでは皆さん、どんなところに滞在していたのですか?

川合 最初はホームステイです。僕は幸運で、よいホストファミリーに巡り会えました。今でも、その家族とは連絡を取り合っています。ほかの留学生からは、ひどい目に遭ったという話をいろいろと聞きました。

天木 コミカレ時代は、ホームステイを3回しました。3回もホームステイ先を変えたと言うとトラブルでもあったように思われることも多いのですが、何か解決すれば、違う問題が出てくるので、引越しは当たり前なんですよ。一番大変だったのは食事の面ですね。最初の家では「何が好き?」と聞かれたので、「カレーとパスタ」と答えたら、毎日そのくり返しでした(笑)。次に移ると、今度はホットドッグとポテトチップスだけで、耐えきれずまた引越しました。最後のステイ先が最高でしたね。ホストファミリーは老夫婦で、きちんとした食事が出ました。さらに、僕が「スピーキングが苦手だ」と言ったら図書館に連れて行ってくれて。そこで小学生向けの本を借り、毎朝ふたりの前で音読していました。

大出 私は、4年間で14回引越しました。最初にホームステイした家で、突然「来月に引越すから自分で家を探してほしい」と言われたんです。18歳のとき、初めての部屋探しをアメリカですることになったのですが、なかなか見つからなくて、友だちの家に転がりこみました。その後もルームシェアしていた友だちが「引越したい」と言い出したり。契約の関係で友だちの家を転々としつつ、何度も引越しました。

------寮生活は経験しましたか?

天木 UCLAでは寮に半年住みました。寮に入るには抽選で倍率も高いんですが、運よく当たって。ただ、5人部屋だったんですが、国籍の違う4人と生活するのは、もう大変で(苦笑)。朝型もいれば夜型もいて、全員の生活スタイルがバラバラ。友だちをつくるにはよかったけれど、プライベートなんて一切ありません。たぶん女性には無理だと思いますね。

大出 コロンビア大学ではほぼ寮生活でしたが、近くに図書館があるのは便利でした。友だちとすぐに会えるのもいいですよね。でも、逆にまわりの人とうまくいかないと大変だと思います。

川合 ホームステイの後、2年目まで全寮制でした。5人部屋にはかないませんが(笑)、ルームメイトがアメリカ人でゲーム好きだったので、部屋では勉強できませんでしたね。食事はバイキング。ハンバーガーにフライドポテトとか、毎回出てくるものが代わり映えせず、お米もほとんど食べられなかったので大変でした(笑)。編入後はひとり暮らしの後、シェアハウスに移りました。自炊するようになったので健康面でもよかったですし、さまざまな国の人と一緒に生活する中で、異文化に触れることができました。

免許取得が簡単なので交通事故が絶えない

 

------そのほかに、日常生活の面で困ったことはありましたか?

大出 アメリカには古い家が多く、ベッドルームに電気が通っていないこともありました。真冬にお湯が出なくなったり、水が肌に合わなくて炎症を起こしたりなんてことも。

天木 ロサンゼルスは車社会なので、どこに行くにも車が必要です。僕も中古の安い車を買って乗っていました。ただ、みんな運転がいい加減で、毎日のように事故が起こっていました。免許も簡単に取れるんですよ。教習所がないので自宅に先生が来てくれて、いきなり路上で練習して、あとは免許センターでテストを受ければいいんです。

川合 僕も免許を取りました。先生に来てもらったりもせず、免許を持っている友だちに教えてもらいました。ある程度いけそうだなと思ったところで、テストを受けました。1万円くらいで取れてしまうんです。テストの内容も日本より絶対に易しいですよね。

天木 日本語で受験できて、問題数も少なく、90%程度取れたら合格です。

川合 そうして免許を取って、日本で書き換えようと思ったのですが、取得後6か月以上滞在しないと認められなくて。結局、日本で使えず残念でした。

------日本の安全のためにも、それでよかった気もしますが(笑)。ところで、アメリカの治安はいかがでしたか?

川合 大学が中心の学園都市ですから、基本は安全でした。たまに犯罪が起きたときは、全学生に一斉にメールが届き、夜中に出歩かないよう注意されるということもありました。

天木 場所によって危険なところと普通に生活できる地域があるので、危険なところに近寄らなければ大丈夫です。ただ、寮から駐車場まで離れていて、車もほとんど通らないので、襲われたときのために25ドルを常にポケットに入れていました。「それしかない」と言えばそれだけ持って逃げるから、と教わったからです。でも、実際にそういう目には遭わなかったですね。

大出 私も、特に不安はありませんでした。ただコロンビアは近くにハーレムがあるので、1学期に1回くらいは銃による事件が起こっていましたけれど。最近では、ニューヨークも割と安全になってきています。真夜中から明け方まで、女友だちとふたりでタイムズスクエアからコロンビア大学まで歩いたこともありましたが、何事もなかったですよ。本当は、そんなことしないほうがいいですけれどね。

 

海外大学に留学する時の滞在方法としては、第一に寮が挙げられます。寮では基本的に家具など生活に必要なものは揃っていますし、ネット環境も整っています。ただし、食事代に関しては 滞在費に含むところと別途支払いが必要な場合があります。また、一部の大都市を除いて、寮はキャンパス内にあるため、交通費がかかりません。ホームステイも寮生活と同じく、家具などを揃える手間が省けます。食費も滞在費に含むところがほとんどですが、大学までの交通費は必要になります。アパートの場合は、立地条件や同居人の有無によって、費用が大きく異なってきます。家具付きと家具なしの物件がありますので、しっかりと確認した上で契約しましょう。

〈 個人的な支出の内訳 〉

●リネン代:$100~$200(シーツ、枕、掛け布団/寮、アパート滞在のみ必要) ●交通費:$0~$50/月(バスで通学する場合) ●車購入費:$2,000~$10,000(購入する場合、年式・車種による) ●車の保険料:$500~$1,500/年(購入する場合、年齢、運転歴などによる) ●滞在先敷金:通常家賃の1か月分(アパートの場合)

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