併願スケジュールはすべて息子が考えて、
モチベーションアップ

 併願校を含め、受験校すべてを決め、スケジュールをつくったのは息子本人です。もともと栄光学園を第一志望にすることは、親子の一致した意見でした。 ただ、息子の成績が右肩上がりで伸びていたので、私としては「開成や筑駒にチャレンジしてみては……」という思いもありました。もしくは、第一志望の栄光学園にベストの状態で臨むため、前日の2月1日は、午前中に合格が確実に取れそうな1校だけにして体力温存を、とも考えていました。

 ですから併願校をめぐって、9月頃から息子とは何度も話し合ったことを覚えています。でも最終的には通学時間の兼ね合いや、文化祭を見て開成や筑駒には興味が持てなかったということもあり、息子の「本当に好きで行きたい学校を受けたい」という気持ちを尊重して、すべての併願校を決めました。2月1日の午前に海城、午後に東京都市大付属の2校という強行日程を決めたのも息子です。

 私は心配な面もありましたが、本人が最終決定をしたことで、過去問対策も意欲的に取り組んでいましたし、最後までモチベーションが維持できたのでとても良かったと思います。

 受験校を考えるにあたり、息子は「校風が自分に合うか」という視点で見ているようでしたが、私は加えて通学時間も重視しました。たとえば開成は自宅から1時間40分ほどかかるので、6年間通うのはやはりきついと思い直しました。一方、栄光学園は1時間強かかりますが、朝のラッシュとは反対方向なので少しは楽かなと。何より栄光学園は3年生から学園祭に毎年足を運んでいて、親子ともに気に入っていましたので迷うことはありませんでした。第二志望は、栄光学園が不合格の場合に受ける予定だった4日の聖光学院。第三志望は12月の海陽でした。

 結果は海陽が不合格という、黒星スタートになってしまいましたが、息子は「家から通える学校に行けばいいや」とすぐに気持ちを切り替えて、ほかの学校対策に一層力を入れたので、結果的にはこのラインナップで大正解。やはり自分で受験校を決めたことが、潔さにつながったと思いました。

 併願校選びだけでなく、受験に関して迷ったときは、塾の先生に相談するのが一番です。私は面談だけでなく、送り迎えのときに塾の先生に相談しましたね。実際に中学校へ行ったり話を聞いたりして確かめることもしました。口コミや不正確な情報に惑わされず、確実な情報を得ることは大切だと思います。それと「夜は大事なことを考えない」。人って、夜は悪い方向に考えがちなので(笑)、受験のことは昼間に考えるのをおすすめします。

我が家の併願校選び
3つの決定打

佐藤家の場合
1 校風
2 通学時間
3 学校に対する本人の希望の強さ

夫婦で説明会に行き、
娘に合うかどうかを厳しい目で検討

  娘の中学受験は1年生のときから考えていたので、学校見学はかなり行きました。白百合学園も1年生のときからずっと行っていて、落ち着いた雰囲気がとても気に入り、親子ともに「行きたい学校」のナンバー1でした。

 学校選びでは、校風が娘に合っているかを重視しましたね。娘は積極的なタイプではないので、何でも「私がやります」的な活発な子が多いところでは埋もれてしまうと思い、除外しました。学校説明会は、時間が合う限り夫婦で行きました。我が家は、子どもが「自分で考えて行動できる」「相手を尊重して思いやれる」大人に成長してほしいという教育方針があるので、それが学校の教育方針と合うかも大事なポイント。夫は特に、教育方針が単なる看板ではなく、先生一人ひとりが理解して生徒への接し方に落とし込んでいるか、という点を見ていたようです。

 併願校は、1月上旬で獨協埼玉、20、21日で市川、東邦大東邦に決めました。もしこの時点で合格がなかったら25日の江戸川取手を考えていました。

 そして本命の白百合学園の入試は2月2日なので、1日にはチャレンジ校として雙葉を入れました。雙葉は6年生になって学校説明会に行き、校風や教育方針が娘に合っていたので、手が届くといいなと憧れていた学校です。

 1月20日・21日、2月1日・2日と連続するスケジュールになりましたが、それぞれ初日は不合格で、2日目の学校は合格しました。娘は少し神経質な性格でお腹を壊しやすく、テスト中にトイレに行くことも多かったんです。だから、初日は両校ともひどく緊張してしまったのではと思います。特に雙葉のときは四ツ谷駅からガチガチで「大丈夫かな」と心配でした。逆に、東邦大東邦と白百合学園は前日の疲れがほどよく残り、かえってあれこれ考えずに無心になれたようです。その意味で市川を入れたのは良かったと思います。私たちは当初考えていない学校でしたが、塾の先生にすすめられて決めたのが好影響を及ぼしました。

 長女の中学受験では2月1日、2日にそれぞれ午前、午後入試を入れ、4日まで受験続きで、さすがに最後はフラフラでした。ですので、次女には1月中に1校合格を取れるように併願校を考えました。それも奏功したと思います。 振り返って一番良かったのは、学校をたくさん見て回ったこと。全部で34 校行ったのですが、15校目くらいからは学校に入った瞬間「この学校は合う」、「ちょっと違う」と感じ取れるようになりました。学校は実際に見ないとわからないことが多いものです。できる限り実際に足を運び、志望校を検討できると良いと思いますね。

我が家の併願校選び
3つの決定打

佐藤家の場合
1 校風
2 教育方針
3 「 行きたい」「行かせたい」と思えること

サイトマップ
人気記事ランキング
01 特集
そのひと言が子どもを変える! 学力を伸ばすほめ方・励まし方
02 スペシャルウィーク
9歳までに身につけたい国語力
03 子育てに効く脳科学のお話
頭をよくする方法はある?

サイト内検索
 

RSS登録
これまでの特集記事



気になる記事ピックアップ
これまでに公開された記事の中から気になる記事をランダムでピックアップし、表示しています。