夏休みが明けたらすぐ過去問対策に取りかかろう

過去問対策のスタートが早ければ早いほど、準備に時間をかけられ、受験に有利に働くと考える親子も多いでしょう。しかし、確かな基礎力と一定の応用力が身についていないうちに過去問に手をつけても、ほとんどの子どもは得点できないため、逆に自信を失わせてしまいます。では、過去問対策はいつ頃からスタートさせるのが理想なのでしょうか。四谷大塚の講師陣の見解は、「8月下旬から9月中旬」で一致しています。 「塾に通っている子どもの場合、6年生の前半で単元別学習がほぼ終了し、夏休み中にひと通りの復習が終わります。過去問に取りかかるのは、それ以降。夏休みにそれまでの学習内容の振り返りをしっかり行ってからスタートさせるのがベストです」(大川先生) ただし、9月を迎えても基礎固めや各単元の復習に不安な部分を残している子どももいるかもしれません。しかし、いつまでも対策を先延ばしにはできません。基礎固めや復習に時間をかけ過ぎ、本番が近づいてから対策を始めた場合に、そこで第一志望校の過去問で合格ラインに届かなかったときのショックが大きいからです。 「遅くても、10月に入ったら対策を始めさせてください。基礎固めが不十分な場合は、過去問を使って基礎を固めること。合格有望校の過去問は子どもにとって易しい場合が多いため、基礎固めの教材として十分に活用できるはずです。


週に1 校・1 年分。そのペースを 最後まで守っていく

出題形式の癖などを把握するため、過去問はできるだけ多く解いておきたいところです。分量は教科によって多少違いますが、志望順位の高い学校はおおむね10年~5年分、併願校は3年~1年分が目安です。 「手厚い対策が必要になる第一志望校は、10年分は見ておいた方が良いでしょう」(高根澤先生) 「5年分は解きたいところですが、余裕がない場合は、最低でも3年分。出題傾向がつかめれば、3年でも問題ありません」(原先生)
「合格有望校でも、1年分は解いておきましょう」(大川先生)
「分量の多寡にかかわらず、過去問対策は、第一志望以外は年内に終わらせることが理想。年が明けるとすぐに受験が始まるので、過去問を解く時間的余裕がなくなります」(岩室先生) 過去問対策を始めた当初は、ほとんどの子どもが合格者平均点、あるいは受験者平均点に届かないと言います。しかし、焦りや不安を感じる必要はありません。
「9月~10月は出題傾向をつかむ時期と捉えてください。最初のうちは、自分の力を志望校の入試問題にどう当てはめていけば得点が伸びるのか模索する期間です。得点が伸び悩むのは仕方がありません。11月以降に受験者平均点を上回れば良いのです」(原先生)
最初のうちは得点よりも、むしろ「一定のペースを守って過去問を解いていく」ことを心がけるのが大事だと言います。
「演習量は1週間に1校・1年分が限界でしょう。ただ、苦しくてもそのペースを守ることが大切。本番が近づくにつれ、併願校の数が増える傾向があります。もしペースを守らずに過去問対策に取り組んでいると、受験校が増えるタイミングと、過去問を一定のペースで消化してこなかった状況が重なり苦しくなります」(原先生)

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