夏休みの自由研究では、親は「うまくまとめられるのか」とか「失敗したらどうするのか」といったことを心配し、まとめやすく見栄えのする題材に取り組ませようとしがちです。

 自由研究に関する記事を数多く執筆する高橋真生氏は、「まず、親が思う〝自由研究はこうあるべき?という先入観をなくしてほしいですね」と言います。

「テーマ選びにしても、たとえば『男の子だから虫や生き物のテーマがいいのでは』などと決めつけないこと。夏休みの間、それなりに多くの時間をかけて向き合うものですから、子どもが好きなテーマを選ぶのが一番」(高橋氏)

テーマを決める方法として、高橋氏は、下のように、まず〝キーワード?をたくさん挙げて、そこから絞り込んでいくやり方を教えてくれました。まずは、「自由研究として成立するのか?」など現実的なことはあまり考えずに、子どもが好きなことや、日頃から気になっていることを書き出すことで、子どもが今どんなことに興味があるのか、探ってみましょう。

 科学自由研究の振興活動を行う村本哲哉氏も、〝子どもが本当に興味のあること?をテーマとして設定してほしい、と言います。

「たとえば、子どもが『車について調べたい』と言ったら、どんな観点から興味を持っているのかなど、掘り下げて聞いてみましょう。車の形なのか、動く仕組みなのか。そうした会話によって、より深く、子どもの興味を引き出してあげられるといいですね」(村本氏)

 また、自由研究関連の本などに載っているものに取り組むとしても、できるだけ自分なりの視点を取り入れることが重要です。「自ら課題を見つけ、解決することが自由研究の醍醐味。本をなぞるだけではなく、自分なりに応用することにもぜひチャレンジしてほしいですね」(村本氏)


(1)キーワードを挙げる
まずは、子どもの好きなものや、気になっているものを〝キーワード〞 としてたくさん挙げる。「この前あれが好きだって言ってたよね」「最近、よく○○してるよね」など親子で会話しながら探してみよう。

(2)キーワードを絞り込み、〝調べたいこと〞を決める
1 で挙げたものの中から、絞り込む
絞るときのポイントは、まず「本当に好きかどうか」。それから、子どもに「どうしてそれが気になったのか」を改めて聞いてみること。なんとなく口に出しただけのキーワードや、少し調べたら答えがわかってしまいそうなものは避け、研究として発展しそうなもの、調べたらおもしろそうなものを選ぶ。
<P o in t> 自由な発想で!
どんなものでも、切り口によっては、 立派な自由研究に。既存のものにと らわれず、親の感覚で“自由研究ら しくない”と思われるものが出てき ても、否定するのはNG。(高橋氏)

“問い”のかたちにする
キーワードを一つに絞ったら、具体的にそのキーワードの何を調べたいのか(=テーマ)を決める。「なぜ」「いつ」「どこで」などをつけて、何かしらの“問い”を立てよう。その問いに対する答えが、この研究の結論になる。
<P o in t>夏休みで完結しなくてもOK
宿題は提出期限がありますが、研究自体はその後も継続してもOK。私自身、小学生のときに始め た研究を高校生まで継続しました。(村本氏)


下調べをする
テーマに関連した情報を、本やインターネットなどで調べよう。本来、研究とは「まだだれも答えを知らない問題」に対して答えを見つけること。もし、同じような研究をしている人がいたら、自分なりのアレンジができないかどうか検討してみよう。

研究計画を立てる
研究の方法、必要な道具や材料などを考え、具体的な計画を立てる。予算や提出期限、安全性なども考慮して、現実的に可能かどうか、親のチェックが必要。どのような方法が良いのかわからない場合や必要な道具が手に入りにくい場合など、困ったときは学校の先生や科学館の職員などに相談して、アドバイスをもらおう

気象予報士試験合格

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