知識よりも考える力を問われる問題が楽しくてのめり込んだ

碩啓くんと母・大美さんは麻布の文化祭で、自由で伸び伸びとした校風に魅力を感じ、第一志望に決めたと言います。碩啓くん曰く、「麻布の過去問はついのめり込んでしまう」のだとか。
「知識を試されるよりも、自分なりに考えさせられる問題が多くて、解くのがおもしろかったです」(碩啓くん)
 合不合判定テストは10月に一度下がったものの、その後は順調に伸びていきました。塾の麻布コースでは、過去問対策も授業に組み込まれていたので、家ではほかの学校の過去問に取り組むなど効率的に勉強できました。
 ただ、碩啓くんが麻布以外の学校の過去問をまじめにやらないことで、大美さんとケンカになったことも。
「気分が乗らないと言って真剣に解かないので、点が取れないこともしばしば。第二志望をどうするか、見極めるのが難しかったんです」(大美さん)
 大美さんが本心からではなく、いらだちまぎれに「それなら麻布一本でいいよ!」と叱咤すると、「それはまずい。ちゃんとやらなきゃ!」と反省する碩啓くんですが、それでもなかなか気分が乗らなかったと振り返ります。
 国語は苦手教科でしたが、塾の授業後も残って記述問題を解き直し、先生にOKをもらうまで粘りました。入試本番で「それほど難しく感じなかった」のは、そんな努力の結果でもあるのでしょう。

1 受験期に習い事はやっていた?
塾だけで、習い事はしていません。私立小学校に通っていて通学時間も長かったので、習い事は体力的にきついと思ったからです。

2 直前期の自宅での勉強時間は?
塾のない日でも2、3時間くらいなので少ない方かもしれません。でもその中の1時間は、“超集中”することを心掛けました。

3 つらかったときの心の支えは?
毎年夏休みなどに遊ぶ、一つ年下のいとこに、次に会うときには「合格したよ」と言いたかったので、その気持ちが心の支えでした。

4 将来の夢を教えてください!
医師です。自分も生まれたときに病気だったことと、祖父が病気と闘っている姿を見たことで、病気の人を助けたいと思いました。

1 家庭での教育方針は?
人に言われてから行動するのではなく、自分で考えてやるべきことを決めて、自分から行動できる子になってほしいと思っています。

2 学校見学は何校くらい?
親子で5 校ほど文化祭に行きました。そのほかに、興味を持った学校には、私だけで説明会に5 校くらい行きました。

3 受験を通して子どもの成長を感じる部分は?
ここ1年で、私が声をかける前に宿題をやるなど、自分でやらなくてはいけないことに気づいて行動できるようになりましたね。

4 中学入学後、子どもに何を学んでほしい?
麻布にはいろんな特技を持つ多種多様な生徒が集まると聞いているので、その中で人間関係を学んでほしいと思います。


自らを集中できる環境に置き苦手科目から逃げずに立ち向かった

競争心が旺盛な直人くんは、中学受験を経験した3歳上の兄に対して、強いライバル意識を持っていました。「兄が自分と同じ学年だったときよりも良い成績を取りたい!」という向上心を糧にして勉強に臨んだと言います。
しかし、成績の経過に関してはかなりの乱高下があったそう。
「自宅での勉強はテレビなどのいろいろな誘惑もあって(笑)、勉強に取りかかるまでに時間がかかっていましたね。なかなか始めることができなくて苦労しました」(母・晴美さん)
そこで一計を案じます。自宅ではなく、父・憲彦さんが院長を務める歯科医院という、誘惑のない環境で勉強するようにしたのです。
「それが6年生の夏頃。その成果が出て、夏休み明けにはグンと成績が上がっていました。ただそれで油断すると歯科医院から足が遠のき、次のテストではガクンと下がり、再びこちらに来る、という感じでしたね」(憲彦さん)
歯科医院では最初、憲彦さんがその日の勉強内容を確認して備えつけのホワイトボードに書き出し、それを直人くんがこなしていました。しかし直前期に差し掛かると、直人くんが自分で勉強内容を組み立てられるようになっていったと言います。
「苦手部分は後回しでしたが、最後は逃げずに取り組めて、それが合格に結びついたと思います」(直人くん)

1 受験期に習い事はやっていた?
月1回程度、理科実験教室に通っていましたが、直前期はお休みしました。それ以外は特に何もしていませんでした。

2 直前期の自宅での勉強時間は?
塾のある日は1時間弱、計算問題や漢字、それと間違えた問題の解き直しをしていました。塾のない日は3時間くらいです。

3 つらかったときの心の支えは?
塾の友だちです。くじけそうになったときには、「友だちは今も勉強しているんだろうな」と想像して、気持ちを保ちました。

4 将来の夢を教えてください!
パイロットになりたいのですが、視力が少し不安なので無理かもしれません。政治や経済を動かす人にも興味があります。

1 家庭での教育方針は?
嘘をつかない、ということをとても大事にしていました。何かをごまかすことがないようにしてほしいですね。

2 学校見学は何校くらい?
合不合判定テストの会場として行ったものも含めて全部で8 校です。すべての学校を親子で揃って訪れました。

3 受験を通して子どもの成長を感じる部分は?
自分でやることを決めて、主体的にやるようになりましたね。受験を通して自立心が養われたように思います。

4 中学入学後、子どもに何を学んでほしい?
何でもいいと思うのですが、とにかく自分が興味を持ったことに対して、どんどん向かって行ってほしいですね。

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