時間の使い方を子どもに任せる

 本田真友さんの息子が「塾に行きたい」と言い出したのは4年生の6月頃。「全国統一小学生テストを受けたことをきっかけに"もっと勉強したい"という気持ちが芽生えたんだと思います。息子は低学年の頃から通信教育に取り組み、コツコツ勉強する習慣は身についていました。だから、塾に入っても大丈夫だろうと思い、最初からあまり手出し・口出しはしませんでした」
 プリントの整理も子どもに任せていたそうです。
 「うちの息子は整理整頓が苦手なので、最初は四苦八苦していました。そこで、プリントを入れるための段ボールを与えたんです。そうすると、少しずつ整理できるようになりました。学習面に関しても、基本的には息子にお任せ。ただ、4年生の頃は理社の勉強に手こずっていたので、週末に手伝っていました。息子が解いた問題の答え合わせを一緒に行い、正解している問題が8割以下であれば、もう一度チャレンジさせていましたね」
 このサポートにより理社の成績は上向き、5年生からは理社の勉強から手を離します。しかし、今度は算数でつまずくことに。
 「算数は息子の得意教科です。でも、5年生から難易度が上がって、以前のように自力で解くのが難しくなって……。だから、私が手伝うことにしたんです。問題文を読み上げ、『外角』『内角』などの難しい言葉をわかりやすい表現に言い換える。そうすると、息子は問題内容を理解できるようになり、その後の復習や解き直しは彼に任せていました」
 塾の勉強が忙しくなる5年生からは、1週間の勉強スケジュールを作成しました。
 「その際も、私が勝手に決めるのではなく、息子の希望を聞きながらスケジュールを考えました。我が家では『ゲームは一日1時間』と決めていたのですが、時間の使い方は息子に任せました。1時間通して遊ぶときもあれば、30分ずつ分けるときも。自分で工夫しながら時間の感覚を養い、メリハリをつけて勉強できるようになったことは大きな成長だと思います」


第一志望はどう決めた?

 本田さんは息子が4年生の頃から学校の説明会に足を運びました。「その段階では彼の希望は特になかったので、自宅からの距離などを考慮しながら、私が候補の学校を調べました」
 5年生からは親子で文化祭に行き、学校の雰囲気を把握します。「この頃、夫や私の母の意見を聞きながら、受験させる学校を少しずつ決めていました。実は、この 時点では別の学校を第一志望に考えていたんです」
 しかし、渋谷教育学園幕張中学校の文化祭に強い魅力を感じた悠人くんは「渋幕に行きたい!」と希望を口にします。
 「それが6年生になってからだったので、正直、戸惑って……。当時、息子の成績は、渋幕の合格ラインに達していなかったので、なおのこと悩みました」
 家族や塾の先生と話し合った結果、「学校別対策コースに入ることができたら、渋幕を第一志望にしよう」と親子で決断。
 「それをきっかけに息子のモチベーションが上がり、渋幕コースに入ることができたんです。6年生の後半からは苦手だった暗記系の勉強にも力を入れるなど成長が見てとれたので、彼の気持ちを信じ、第一志望を渋幕に決めました」

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