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偏差値だけを基準に選ぶのはNG
学校を絞り込んでいく際に、必要になってくるのは"我が家の方針"です。そもそも中学受験をするという選択をした背景には、「こんな大人になってほしい」「このような環境で育てたい」といった方があるはずです。その方針を夫婦間で共有した上で、それに合った学校を探しましょう。
たとえば、共学校か男子校・女子校か、進学校か付属校かなどは、まず最初に考える項目の一つと言えます。「共学校か男子校・女子校かなど、タイプが違えば、それぞれメリットもデメリットもあります。そのときに"我が家の方針"がしっかり固まっていれば、取捨選択がしやすくなります。また、そもそも夫婦で意見が違うと子どもを混乱させます。子どもが安心して勉強に打ち込めるためにも、夫婦で方針を共有しておくことは大切だと言えます」(弦間先生)
ほかにも、通学のしやすさや在校生・卒業生からの評判、大学への進学実績、
制服デザイン、自主性の尊重度、設備の充実度など、考えるべきポイントはいくつか挙げられます。また、最近では、緊急時の対応を想定して学校を選ぶケースも増えているそうです。
「東日本大震災を機に、大規模災害などの緊急時に子どもをすぐ迎えに行けるよう、職場からのアクセスが良い学校を選ぶ家庭が目立つようになっています。それも一つの目安になるかもしれません」(小川先生)
志望校選びの外せない項目を考えるときには、まず「これだけは譲れない」というポイントを書き出してみましょう。どんな些細なことでも書き出していくことで、我が家の方針が見えてくるはずです。また、子どもの意見も書き込むと、より具体的に志望校のイメージが固まっていくのではないでしょうか。その後はそのイメージに合った学校をピックアップし、気になった学校には必ず親が先に足を運んでみましょう。親自身が「ここに通わせたい」と思える学校に子どもを連れて行くことで、親子の意見が合わないといった事態も防げます。
5年生の後半ぐらいからは、現実の成績を踏まえながら、志望校を具体的に絞り込んでいくことになります。
「しかし、成績を踏まえると言っても、偏差値だけを基準に選ぶことは避けま
しょう。あくまでも教育方針を柱にした学校選びを心掛けてください」(弦間先生)

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