整数の問題は数をこなしておく 
算数という教科で最も大切なのは、とにかくミスをひとつでも減らすことです。ここまできて「本番じゃないから間違ってもいいか」と思うのはもってのほか。すべての問題が本番のつもりで緊張感を持ち、ケアレスミスを徹底的になくすように取り組むことが重要です。
入試において出題率の高い整数の分野では、まず小数や分数と、整数との違いを認識しなければいけません。たとえば45を2で割ると、小数や分数ならばひとつの正解が出ますが、整数の分野では割り切れず、商とあまりに分かれます。整数の問題というのは、それだけで条件が限定されているものなので、小数や分数は除かれていきます。また、素因数分解などの方法は知っていても、それをどのように使っていいかわからずに得点できないケースも見受けられます。 
この分野は、カリキュラム上ではそれほど問題数が多くありませんから、意識して解いておかないと、できないままに入試当日を迎えてしまいます。『四科のまとめ』に加え、一行問題を徹底的にやりこむことで、確実にクリアにしておきましょう。

図形問題を積み重ね頭にストックをつくる
形のない「水」を扱う問題も、例年子どもたちがとまどう分野です。出題も、しきりや重りで水面の高さを変えたり、長さや大きさでの比を考えさせたりと千差万別。こうなるはずだというイメージから逆算して数値を読む発想がないと、多様な問題に対応することはできません。つまりイメージを育むことがカギになります。対策としては、とにかく問題数をこなして、さまざまなケースに慣れること。まずは『予習シリーズ』にあるような、典型的な問題を難なく解けるようになりましょう。そのあとは過去問で類題の演習を積み重ねましょう。過去問で類題を見つけたら、自分の応用力を上げてくれる〝宝物.だと思って取り組んでみてください。
定番の平面図形の分野で子どもたちが「難しい」と感じる問題のほとんどは、たくさん線が描かれており、一見すると複雑なもの。しかし、実は余計な線を省いて考えることができれば、難度を下げることができるので、確実に点数を取ってほしい分野と言えます。まずは必要な線を見つけ、そこから典型的な図形を発想できるようになりましょう。
平面図形は、基礎基本の知識の組み合わせで解答が出てきます。取り組んだ図形問題の数が多ければ多いほど、カンが磨かれ、正しい補助線を導きやすくなります。頭の中にどれだけ「図形問題のストック」を持てるかが勝負。直前期にも、ひたすら図形に触れることで力をつけていきましょう。『四科のまとめ』の問題だけだと少し数が足りないため、過去問などで、できるだけ問題数をこなしていきましょう。


基礎教材で応用力をつける 
立体図形の分野は、多くの子どもが苦手意識を持つところ。しかし円周率さえ絡まなければ、計算自体はシンプルなものも多く、きちんと点数を取ってほしいところです。 立体図形では、「体積と面積を求めよ」「立体のくりぬき問題」という定番問題がきちんとできるかがポイントです。これらの問題は、慎重に取り組まないと、あっという間にエラーにつながります。
計算自体は難しくないのですが、複数回の計算が必要なことが多いので、ケアレスミスをしないよう慎重に解きましょう。解法がわかっていても、最後まで気を抜かないでください。さらに高度になると、図形の「向こう側」をイメージできるかで正答率に差が出ます。特に「切断」に関する問題はその力が問われますが、塾で習った手順に従って丁寧に解いていけば、切り口は必ず描けます。
ものの動きを想定しなければいけない速さの分野は、特に女子が苦手としており、例年、食わず嫌いの子が続出します。しかしこの分野は、入試では定番中の定番であり、ほぼ確実に出題されます。
まずは、『予習シリーズ』や『四科のまとめ』といった基礎教材をしっかり見直し、問題をいくつも解いてコツをつかんでおきます。基礎が固まったら、過去問にチャレンジし、しっかりこなしていきましょう。時間のない直前期だからこそ、苦手分野に積極的に立ち向かって克服していく必要があります。

難問へトライするより足りないものを補うこと
直前期の算数の学習では、難問をできるまで何度も解き直したり、たくさんチャレンジしたりする必要はありません。それよりもむしろ、弱点を減らし、精度を上げるような勉強が重要になってきます。
夏バテを引きずる子どもも多い9月以降、生活面のサポートは、大多数の家庭が「早寝早起き」「規則正しい生活」と回答。入試本番に向け、生活リズムを整え始める時期と言えそうです。
難問は解けなくとも、基礎がしっかりしていて、「この問題なら確実にできる」という〝いただき問題.の数が多い子ほど、本番での成績もいい傾向にあります。
また、確実に得点しておくべき計算問題などでケアレスミスを起こさないために、『計算と一行問題集』は毎日解きましょう。1点の差に泣く子どもが、毎年たくさんいるという危機感を持って行ってください。
親のサポートとしては、家庭学習で積極的に算数を教えることは推奨できません。なぜなら、大人の解き方と小学生の解き方では手法が異なり、子どもが混乱するからです。勉強に関しては塾の先生に任せてほしいと思います。過去問に関しても、ただ大量に解かせるのではなく、より効率よくこなすためにはどうしたらいいかを、あらかじめ先生に相談して、解く量を決めると時間の節約になります。子どもが迷ったり、考え込んだりしているときは、塾の先生に質問に行くように促すといいでしょう。

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