第一志望は最後まで変えない覚悟で

参考書 
学校の願書配布が始まり、受験校を具体的に決めていく時期になりました。第一志望校は決まっていても併願校はまだ……、という人も多いのではないでしょうか。併願校は、「数が多過ぎて悩む」、「何を基準に考えたら良いかわからない」と言う相談をよく受けると、今回お話を伺った2人の先生は口を揃えます。
第一志望校への思いが強いほど、併願校を同じ熱意で考えるのは難しいかもしれません。しかし、第二、第三志望校であったとしても、子どもが実際に通うかもしれないと考えるならばこそ、「ここなら納得」と思える併願校を選びたいものです。併願校を考えるときの大原則は「第一志望校は譲らないこと」と、高杉龍以先生は断言します。「第一志望校があってこその併願校です。それまで第一志望校を軸に学校対策をしてきたのだから、この時期になって不安に駆られて第一志望校からすべて見直すのはリスクが大き過ぎます。第一志望校はブレさせないで、併願校を考えていくべきです」

2 月2 日までに合格を最低一校は取っておくのが基本


 とかく併願校は「まず偏差値を見て……」と考えがちですが「偏差値だけで選んではいけません」と福島大輔先生は注意を促します。 「校風や建学の精神、教育方針など、第一志望校を考えるときと同じように学校の中身をよく見てほしいですね。第一志望校がしっかり決まっていれば、第二志望校以下がまったく毛色の違う学校と言うことは少ないでしょう。必然的に学校も絞られてくるはずです」 願書提出の直前になってあわてないように、可能な限り併願候補の学校説明会や文化祭などに出向き、実際に学校を見て検討しておくと良いでしょう。

 同時に併願校を考える上で大事なのは入試日程。〝2月2日までに最低1校は合格を取れるように併願校を考える"のが鉄則です。もし2月1日、2日と不合格が続いた場合の3日の精神的なつらさは相当なものがあります。早い段階で合格校を手にしたという安心感は、それ以降の入試でリラックスして実力を発揮できることにつながります。併願校の基本パターンは右ページの図の通り。まずは、早い時期に一つ合格を得ることを考えてスケジュールを立てましょう。

 合格有望校やチャレンジ校のレベルの目安は、これまでのテストや9月以降の模試の結果から、子どもの平均偏差値の+-5~7の範囲で考えるのが妥当です。「中には〝どこも不合格だったらどうしよう"と不安が大きくなって、際限なく合格有望校を探そうとする親もいますが、その必要はありません。子どもの実力を信じて、基本に則った相応の併願校を考えてください」(福島先生)

 また、複数回入試のある学校について、高杉先生はこうアドバイスします。「第一志望であれば全部出願すれば良いのですが、併願校は第二、第三と、志望の〝度合い?で考えると良いですね。悩んだら塾の先生に相談するのが一番です」

 2月1日が第一志望校でチャレンジ校の場合、その結果次第で2日以降の受験校を変える「ダブル出願」を考える家庭もあるでしょう。しかし、結局は受けない学校の検討や過去問対策など、負担も増えます。ダブル出願を考えるときにはその点も注意しましょう。

 入試対策という点でみれば、問題の傾向が違い過ぎる学校を受けると、それだけ対策も大変になります。「記述問題が多い」、「算数では途中式も採点する」など、出題の仕方は学校によって違います。 もちろん問題の傾向だけで学校を選ぶものではありませんが、併願校を考える一つの要素と言えるでしょう。 併願校選びは、まず親子で学校をよく見て、それから偏差値や日程、問題傾向など総合的な判断が必要です。悩んだら塾の先生に相談するのが鉄則。先生は子どもの性格や校風との相性なども鑑みながらアドバイスをしてくれます。

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