いかに効率よく勉強するかを考え時間を管理する

参考書 
「地元の公立中学校より、もっとレベルの高い学校に進みたい。そこで自分の力を試してみたい」
そう考えて、自ら親に「受験したい!」と申し出た岡田健太郎くん。塾に通い始めたのは、4年生の秋からでした。
「1年生のときから通信教育を毎月やっていて、自分の頭で考えて答えを出すのが楽しかったんです。もっといろいろな勉強をしてみたいという気持ちが強かったので、受験勉強も前向きに取り組むことができました」
入塾当初は理科と社会の知識が不足していたため、授業についていくのに苦労したそう。しかし一度コツをつかむと一転、得意教科となりました。
「社会では特に近・現代史がおもしろかったです。でも、国語だけはどうしても興味が湧かなくて……。最終的には『漢字や語彙などの知識系問題だけでもしっかり正解できるようにしよう』と割り切り、ほかの教科の成績をさらに伸ばす方向へ舵を切りました」
5年生になると成績が伸び、上のクラスに入るように。それに伴い、開成への気持ちが強くなったと言います。
「5年生の5月に見学した開成の運動会が、とても印象的でした。中1から高3の6学年混合で、紫・白・青・緑など8組に分かれて競い合うのですが、すごい迫力で! 特に騎馬戦が激しくて、ワクワクしながら見ていました。この運動会に自分も絶対に参加したいと思い、開成を第一志望に決めました」
毎日の勉強では自分で計画を立て、コツコツと取り組んでいました。
「無駄な時間をつくりたくなかったので、いかに効率よく勉強を進めるかを重視していました。そのため、ゲームは一日30分。6年生の夏以降は、一切やりませんでした。テレビは録画した番組を一日1本見る程度。これは良い息抜きになっていたので、直前期も変えませんでした。時間を細かく管理し、スケジュール通りに行動すると、勉強も生活もうまく回る。中学受験を通して身についた習慣は、今の生活でも役に立っています」
努力の甲斐あって、開成に見事合格。部活は、理化学部に入りました。
「自分でやりたい実験テーマを考え、実験室の薬品を使って実際にやってみる。そんな自由な雰囲気が楽しくて、今では化学が一番の得意教科です」
現在、自宅から学校までは片道1時間半。家を出るのは毎朝6時半前ですが、「中学受験のときから朝型に切り替え、今もそのリズムで生活をしているので、特に支障はない」と言います。「電車に乗っている間は携帯でニュースなどをチェックしています。学校へ行けば友だちがいるし、家には家族がいる。一日の中で唯一、一人で過ごせる電車の時間は、自分にとって良いリフレッシュになっていると思います」

一番燃える行事はやっぱり運動会。全学年が一致団結!


岡田くんは開成の魅力として、同級生だけでなく、先輩や後輩にも個性的な人が多いことをあげます。「そして、互いの個性を認め合う雰囲気があります。友だちがよく冗談混じりに言うんです、『この学校はオタクにも人権がある』って(笑)。他人の目を気にするより、自分の興味を突き詰める人が多い。僕もたくさんの刺激を受けています」
先生たちも生徒の個性を尊重し、手出し・口出しをすることはほとんどなく、学校行事に関しても、基本的には生徒の自主性に任されています。
「学校行事で一番燃えるのは、やっぱり運動会です。開催にあたっては審判や審議会など、さまざまな役割が割り振られ、全校生徒が一丸となって運営にあたります。運動会が成功したときは本当にうれしい。この喜びは、何にも代えがたいです」
学校行事とともに勉強にも励む岡田くんは今、経済系の学部に進むか、それとも理系の学部に進むかを検討中。「経済系の学部に進んだら、株について詳しく勉強してみたい。理系の学部であれば、世の中の役に立つものをつくりたい。夢は膨らみますね」
これから中学受験に臨む後輩たちには、「何があっても手を動かすことが大切」とアドバイスします。
「落ち込むことがあっても立ち止まらず、ペンを動かせ! がむしゃらにもがき続けているからこそ、見えてくるものがあるはず。最後まであきらめず、全力でがんばってください」
開成

5年生から学習内容が一気にレベルアップ!
地道な努力で乗り切る

参考書 
現在、桜蔭に通う浅井美帆さんが塾に通い始めたのは1年生から。
「家の近所に塾があったので、自然と通うようになりました。当時はほかにもピアノや水泳、書道などを習っていて、塾は習い事の一つという感じでした」
そんな浅井さんが中学受験を意識するようになったのは、4年生の夏からです。
「夏季講習から勉強が本格的になって、〝受験するんだ?っていう気持ちが芽生えてきました」
それでも、「4年生の頃はまだ楽だった」と振り返ります。
「宿題の量はそれほど多くなかったので、負担は感じませんでした。むしろ塾の友だちが増えて、楽しい気持ちの方が強かったです。当時、たまごっち流行っていたので、塾の友だちと盛り上がったりして。でも、5年生から勉強内容が一気に難しくなったんです。算数は公式をそのまま使うだけじゃ解けない応用問題が増えて、国語も抽象的な文章を勉強するようになって……。正直、〝このままじゃまずい!?って危機感を覚えました」
当時の得意教科は算数、苦手教科は国語でした。
「私は小説や物語文が苦手で、特に記述問題に苦戦していました。でも苦手意識を持つと、ますます解けなくなっちゃう。だから、〝自分は国語ができないんだ?とはあまり考えないよう心がけました」得意の算数についても、5年生から勉強方法を少しずつ変えていきます。
「毎日、四谷大塚の『計算と一行問題集』を必ず1ページは解くようにしました。時間にすると10分程度でしたが、計算力がアップし、コツコツがんばる姿勢も身につきました。あと、一度取組んだ問題は完璧に理解するよう心がけましたね。復習や解き直しを欠かさず、次に似たような問題が出されたときには必ず解けるようにしました。おかげで段々と成績が伸びてきたんです」
さらに受験勉強を通して、「知的好奇心がアップした」と語ります。
「理科や社会の先生がいろいろな知識を教えてくれるので、ワクワクしながら聞いていました。社会の知識は実生活で役に立つことも多く、〝もっと知りたい!?という気持ちが自然と高まりました」
努力を積み重ねた浅井さんは見事、桜蔭に合格。今は学校生活を満喫しています。

個性豊かな桜蔭生。多くの刺激を受け勉強に打ち込む


浅井さんは5年生の頃から桜蔭を志望校に考えていました。
「塾の先生や親からすすめられて、意識するようになりました。でも、文化祭はちょっとしか見ることができなくて(笑)。桜蔭の良さをちゃんと理解したのは入学してからですね」
勉強が得意な子だけでなく、スポーツが好きな子、趣味に打ち込む子、将来の目標を明確にイメージしている子など、桜蔭にはさまざまなタイプがいます。
「個性的な人がたくさんいるから、毎日が楽しいです!いろいろなタイプの子とつき合う中で、自分と他人との違いを受け入れる寛容さが身についたと思います」
学習面についても手応えを感じています。
「英語の勉強が楽しいですね。社会や理科も授業がおもしろいので、中学受験のときに養った知的好奇心がさらに刺激されています。刺激と言えば、周りの友だちが全員頭がいいこともあげられます。桜蔭に入学して最初のテストを受けたとき、私はあまりいい点数をとれなかったんです。でも、周りの友だちは100点満点のテストで90点とか、95点を平気でとっていて(笑)。いい意味で緊張感を持つことができました」
高校卒業後は理系の学部へ進学することを目指しています。
「まだ完全に決めたわけではないのですが、医者になりたいと考えています。少し前に外科医の一日に密着したテレビ番組を見たのがきっかけでした。理系の学部に行くには、化学や生物ができないといけないのですが、化学は化学式が難しかったり、生物は覚える内容が多かったりで苦戦中。でも、地道にがんばる習慣は今も続いています。その強みを生かして、大学受験のハードルを乗り越えたいと思います」
今、中学受験にチャレンジしている後輩たちには、「勉強を楽しむ気持ちを最後まで忘れないで!」とアドバイスします。
「特に受験勉強を始めて間もない4年生の頃は、楽しむ姿勢が肝心だと思います。友だちと励まし合ったり、休み時間におしゃべりするなど、メリハリをつけて勉強をがんばってください」
桜蔭

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