息子の「やる気」を信じて口出しせずサポート役に徹した

5年生のときに文化祭を見学して以来、匠くんは「開成 へ行きたい」と思うようになりました。そのときは必ずしも合格圏とは言えない状態でしたが、「自分のことは自分で決める」という教育方針から、開成を第一志望としました。
ところが、新6年生で成績が下降。塾のクラスが下がってしまうことに。親としては叱咤激励や話し合いを考える局面ですが、母・広美さんはあえて匠くんに何も言いませんでした。
「5年生後半から苦手な国語の記述問題克服のために先生の添削指導を受けるようになり、地道にずっと取り組んでいたんです。だから親が一喜一憂して勉強のペースを崩してしまうよりは、本人のやる気を信じて見守ろうと思いました」(広美さん)
その後、努力が成績に表れて、ゴールデンウィークには開成コースへ。広美さんも、「わからないことをわからないままにしない」といった基本を確認するだけで、勉強の中身には口を出しませんでした。そして開成の受験当日には「やるだけのことはやったんだから」と送り出したそうです。
「そう言われたせいか、試験会場で緊張することはなく、落ち着いて問題を解くことができました」(匠くん)
「自主性の強い本人の性格に合わせて、受験を必要以上に意識させず平常心を保たせるようにしたのが良かったのかもしれません」(広美さん)

1 受験期に習い事はやっていた?
サッカーとピアノは入塾時(5 年)にやめましたが、好きだった水泳だけは6年生の夏休み前まで続けました。

2 直前期の自宅での勉強時間は?
塾のない日は4 ~ 5時間。塾のある日は授業後に塾で30 分自習し、入試直前には家に帰ってからも30 分勉強していました。

3 つらかったときの心の支えは?
開成コースの仲間。ライバルでもあるけれど、同じ目標を持つ仲間という意識が強くて、皆で開成に通いたいと思っていました。

4 将来の夢を教えてください!
算数が好きということもあって、公認会計士など、経済に関するスペシャリストの仕事に興味があります。

1 家庭での教育方針は?
興味のあることには積極的に挑戦。やるからには何事にも精一杯取り組み、やり抜くことが大切だと言い聞かせています。

2 学校見学は何校くらい?
文化祭は親子で出かけ、早稲田、筑附、麻布、海城など7 校。開成は2回行きました。イベント事として、楽しんで参加していましたね。

3 受験を通して子どもの成長を感じる部分は?
受験を通じて自信と積極性が養われたと思います。6年生秋の運動会で応援団長を務めたのを見て、たくましさを感じました。

4 中学入学後、子どもに何を学んでほしい?
好奇心を持ってさまざまなことにチャレンジしてほしい。新しい環境でたくさんの刺激を受けて、世界が広がると良いですね。


一度は嫌いになりかけた算数。父との〝週末猛特訓?で見事に克服

2011年1月、家族で訪れた箱根で、早稲田大学が箱根駅伝での逆転優勝を遂げる光景を目撃して以来、大智くんは〝早稲田?の大ファンになったそう。
「大智の早稲田への憧れは強く、入塾後は早稲田中学校への合格を目標に勉強に励んでいました」(母・文美さん)
成績優秀な大智くんは、塾では最上位クラスを常にキープ。穴と呼べるような苦手分野も見当たらなかったものの、5年生の秋にピンチを迎えます。
「〝速さと比?に手こずって、算数が嫌いになりかけました。そのときにサポートしてくれたのが父で、土日につきっきりで解き方のヒントを教えてくれたんです」(大智くん)半年間に及ぶお父さんとの週末特訓が奏功し、大智くんは苦手克服に成功。成績をさらに上昇させた大智くんは、筑駒の受験を真剣に考え始めます。
「中学受験は一度しか経験できないので、最高峰と呼ばれる学校に挑戦したいと思ったんです」(大智くん)
筑駒の文化祭を急きょ訪れた大智くんは、展示物のレベルの高さに感動し、受験を正式に決意。とは言え早稲田への思いも捨てきれず〝ダブル第一志望?体制で本番を迎えます。1月校にも合格し、落ち着いて本番に臨めたと言う大智くんは見事両校に合格。
「2校のプラス面とマイナス面を列挙し、悩み抜いた末に、最後は自分で進路を決めました」(大智くん)

1 受験期に習い事はやっていた?
理科実験教室に通っていました。また、3 年生までは習字と水泳も習っていましたが、入塾と同時にやめました。

2 直前期の自宅での勉強時間は?
塾がない日に3時間程度。事前に「この日のこの時間にはこれをやる」と計画を立てておいて、それをプラン通りに実行しました。

3 つらかったときの心の支えは?
勉強の合間にゲームや読書で息抜きをしていましたし、友だちとの会話やドッジボールなどもストレスの発散に役立ちました。

4 将来の夢を教えてください!
政治に興味があるので、国会議員や中央省庁の役人など、政治や国策に関わる仕事に就いて、世の中に貢献したいと思っています。

1 家庭での教育方針は?
勉強は一生続くものですから、受験のための勉強ではなく、生活の中でいろいろなことに興味を持って学べるよう働きかけていました。

2 学校見学は何校くらい?
私自身は、併願校を中心に5 校ほど見学に訪れました。ほかに、夫と大智の2 人で筑駒や早稲田など5 校の文化祭を見学しています。

3 受験を通して子どもの成長を感じる部分は?
メンタルが強くなったと思います。本番直前に突き指や風邪などのハプニングに見舞われても動揺せず、落ち着いて対処していました。

4 中学入学後、子どもに何を学んでほしい?
行事や部活動が生徒主体で行われる学校なので、縦と横のつながりを大事にし、一つのものをつくり上げる喜びを学んでほしいですね。

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