まずは勉強できる時間帯を確認する

家庭学習のスケジュールを立てるとき、まず「自分は一日のどこで勉強する時間をとれるのかを、見える化することが大切」と、どの先生も口を揃えます。
 上のような帯状の図などに、子どもが毎日やっていることを書き込んでいきます。できれば子ども自身が自分の生活を振り返りながらつくるといいでしょう。
「食事や学校、入浴、睡眠時間は削れませんので、まずはそれらを記入してしまいます。塾や習い事も時間が決まっているので入れましょう。すると、空き時間がハッキリするので、そこを家庭学習時間の候補として考えるのです」(横濱先生)
 こうして記入してみると、自分が毎日「いつ」「何を」しているかが一目でわかります。そして、この図に学習時間を書き込めば一日のスケジュールとして、子どもが納得できるものになるはずです。
 では、その家庭学習の時間は一日どのくらいと考えればいいのでしょうか。先生方は「時間の長さよりも、学習の中身が大切」としながらも、おおよその目安として、塾のない日なら新4年生と新5年生は2時間程度、新6年生ならば3時間程度、塾のある日でも30分~1時間程度できるのが理想と言います。もちろん、まとめてこの時間を確保する必要はありません。朝夕や、放課後と夕食後に分けたりするなど分割していいのです。
「子どもの意見を取り入れながら、子ども自身で時間の管理ができるようなスケジュールが理想的です。たとえば、どうしても見たいテレビ番組があった場合、その前後を学習時間にするという形でも問題ないと思います」(伊奈先生)
 ただ、子どもは「テレビもゲームもしたい」「もっと友だちと遊びたい」と、そのときどきの欲求に従って行動しがちです。そこは、親が子どもの性格を考慮しながら、話し合って優先順位をつけ、学習時間の確保を約束するようにします。
「すべて自分で考えてスケジュールを立てるのは新4年生、新5年生にはまだ難しいかもしれません。この時期はご父母の方がサポートしながら、計画性を持って学習することが大事だと伝えましょう。それを繰り返して次第に自分で計画を立てられるようになれば、子どもの自立心も養われます」(小峰先生)
 そして、上のようなスケジュールをつくるときに特に気をつけたいのは、あまり厳密に学習時間を決めつけないこと。
「時間をきっちり決めてしまうと、たとえ集中力に欠ける中身の薄い学習内容でも、時間が来たら〝勉強は終わり?と、やった気になってしまいます。スケジュールの時刻は目安と考え、〝大体この時間でこれだけはやり終える"といったような、学習の中身を重視する意識を持てるといいですね」(熊澤先生)

サイトマップ
人気記事ランキング
01 特集
そのひと言が子どもを変える! 学力を伸ばすほめ方・励まし方
02 スペシャルウィーク
9歳までに身につけたい国語力
03 子育てに効く脳科学のお話
頭をよくする方法はある?

サイト内検索
 

RSS登録
これまでの特集記事



気になる記事ピックアップ
これまでに公開された記事の中から気になる記事をランダムでピックアップし、表示しています。