息子と「1日1時間勉強をしたら、30分ゲームをしてもいい」という約束をしましたが、3日目には私の目を盗み、勉強前にゲームをしていました。「次に約束を破ったらゲーム機を捨てるからね!」と言ったのですが、本気にしていないようです。どうしたら、約束を守ってくれるでしょうか。

1時間という勉強時間は長すぎます。30分に減らしましょう。それでもダメなら20分、10分とハードルを下げます。本来の目的は、「勉強を1時間やったら、ゲームを30分」という約束を守らせることではなく、勉強をやる習慣をつけることなのです。

この例のように、ゲーム好きなお子さんであれば、ゲーム感覚で勉強することの楽しさを教えてあげるのもいいでしょう。約束を守れたらポイントカードにシールを貼ったり、スタンプを押したりします。シールやスタンプの種類にバリエーションを持たせ、「次はどんなキャラクターのハンコかな?」などとお子さんの興味を惹くのも有効です。また、3日続けて約束を守れたら、次の1日は特別に1時間ゲームをやらせるなど、ごほうびをあげてもいいでしょう。このように、達成感を明確に示してやることは、習慣化においてとても重要なことです。

例に出てくる「次に約束を破ったらゲーム機を捨てる」ということですが、本当に実行できるなら言ってもいいでしょう。子どもは敏感に「どうせ捨てられっこない」と悟りますから、意味がありません。ゲームを控えさせたい場合は、ゲーム機を取り出しにくい場所に置くなど、ゲームを始めることを「面倒くさい」と感じさせる環境をつくることもおすすめです。

娘は、毎日漢字のドリルをこなすなど、勉強の習慣が身についている方なのですが、苦手の算数だけは、一切手をつけようとしません。理由を聞くと「間違えるのがイヤだから」とのこと。少しずつでも算数勉強をさせるためには、どうしたらいいでしょうか。

心理学に「プレマックの法則」という法則があります。苦手なものやイヤなものを先にやるようにすると、人間の行動は継続する、という法則です。この例の場合だと、「算数の勉強をやったら、ほかの教科の勉強をしてもいい」というルールを決める、ということになるでしょう。

その場合の「算数の勉強」ですが、間違えそうもない簡単な問題を、1日1〜2問解くことから始めるぐらいの感覚でかまいません。相談1と同様、まずは算数の勉強を習慣化することが目的なので、「間違えるのがイヤ」なら、間違えようのない問題をやらせて、心のハードルを取り除きます。

また、算数に苦手意識を持っているこのケースでは、積み上げ型のグラフを用いて、苦手な算数の勉強をどれだけやったか、累計で目に見える形にするのも有効です。そうすれば、「苦手なものをこれだけがんばれた」と、子どもに自信をつけさせる効果が期待できるでしょう。

「塾のない日は問題集を1ページ解く」という約束を守り、一応は机に向かって解き始める息子。しかし、一刻も早く終わらせて遊びに行きたいようで、本当に学んだことが身についているのか不安です。つい、「しっかり解きなさい」と声をあげてしまうこともあります。

まず、「しっかり解きなさい」という言葉ですが、これにはまったく効果がありません。問題集を「しっかり」解くとはどういうことなのか、お母さんの解釈と子どもの解釈には大きな隔たりがあるからです。子どもには、お 母さんの解釈がどういうものなのかわからないのは当たり前で、そこで怒ると子どもは反発してしまうもの。ましてや相手はまだ幼い子どもです。「しっかり」を「30分かけて解きなさい」などと具体的に提示してやる必要があります。

すると今度は、「30分漫然と時間が過ぎるのを待っているだけ」ということも考えられます。その場合、子どもが勉強のやり方そのものをわかっていないおそれがあります。これは、勉強の習慣をつけるためのしかけを行う以前の問題で、まずじっくり勉強のやり方を教える努力をすべきでしょう。たとえば、答えあわせの意味や方法、途中の式の書き方を教えたり、といったことが考えられます。

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