人前に立つ経験で磨かれる表現力

 ESS部は年間6回ほど発表の場を設けて、英語の歌やミュージカルに挑戦しています。部長の斎藤ひな乃さんは、先輩たちが披露する歌のすばらしさに心を動かされて入部したそう。

 「もともと合唱をやっていて歌が好きだったのですが、ESSでの活動を通じて、英語もどんどん好きになっていき、今では一番好きな教科です」

  部活動は歌や英語劇の練習ばかりではなく、ネイティブの先生による指導の時間も。授業より気軽な雰囲気で英語に接することができます。英語を身近に感じられるようになると、さまざまないいことがあるのだとか。 気になる部活調査隊

「海外でホームステイ体験をしたときにホストファミリーと話す際、ミュージカルで覚えた英語のフレーズがとっさに口をついて出て、役立ったことがありました。また、海外ドラマや映画を字幕なしで見たときに、セリフの意味をすんなり理解できることがあって、そういう場合もうれしいです」

そして、文化祭でのミュージカル公演が部員たちの晴れ舞台であり、日頃の部活動による成果の見せどころ。誰もが熱心に練習に打ち込みます。

「屋外で公演を行ったときに音響効果がうまくいかず、悔しい思いをしたことがあって。その翌年は、反省を踏まえて準備を進めた結果、多くの方からほめてもらえて感動しました」と、斎藤さんは一番の思い出を語ります。

  文化祭だけではなく、クリスマスやハロウィン、そのほかの発表会など、人前で英語の歌や演技を披露する場を経験するたびに、部員たちは「伝える力」を磨き高めていきます。

「入部前は遠慮がちな性格でした。部活動を続けているうちに、笑顔や自分らしさを出すことの良さや大切さがわかってきました」と話すのは、副部長の栗田安唯さんです。

 顧問の小林美智子先生は、部員たちの将来に希望を抱いて語ります。

 「英語は一人ひとりの世界を広げてくれます。また、社会人になって求められるプレゼンテーション能力も、部活動で養えます。経験を糧として、世の中をリードし、国際的に活躍できる人財を目指してほしいと願っています」

「学外での活動も積極的に行っていく準備を進めています。幼稚園・保育園訪問や英語スピーチコンテスト出場などの機会を増やしていけたらと考えています」(小林先生)

校則により、原則として校内でのスマートフォン使用は禁止だが、ESSの部活動中に限り特別に許可される。歌詞やダンスの振りがわからないときに、その場で確認するため。

「英語力がアップするだけでなく歌や踊りの能力も伸ばせるのが、この部活動のいいところ。体育のダンスのテストで好成績をとれたのはESSのおかげです!」(斎藤さん)

取材・文/堀雅俊 写真/東京フォト工芸(清水真帆呂)

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