ロボット体験教室でプレゼン能力を磨く

 ロボット部は、レゴブロックにモーターやギア、車軸などの部品を自在に組み合わせてロボットがつくれるキットを用いて、活動しています。

 部長の根岸幹太くんのように「子どもの頃からレゴで遊ぶのが好きだった」のが入部理由だという部員が多いそう。また、プログラムが組み込めるため、高3の部員・有山侑輝くんのようにコンピューターに興味があって部活動を始める人もいます。

 日頃の活動成果は、文化祭などでのロボット体験教室の開催という形で発表します。副部長の岸本凪生くんは、毎年恒例のこのイベントを通じて成長を感じています。

「中学生も高校生も、共に力を合わせて準備を行います。チームワークを意識しながら進めていくため、協調性が身についたように感じます」

ロボット体験教室では、来場者、主に小学生以下の子どもにわかりやすく説明するのが部員の役割。中1の頃から最上級生になるまで、何度も体験教室での説明役を務めてきた有山くんは、別の面から部活動を捉えます。

「説明が理解できると子どもたちの顔が生き生きと輝くので、体験教室を開いて良かったと感じます。初対面の人に考えをうまく伝える力が、いつの間にか向上するのも良いところです」

 今春、東京工業大学に進学した卒業生の谷晃輔くんも取材に参加してくれました。谷くんは、地元のロボット教室の一員としての参加ですが、中3のときにレゴ社が主催するロボット競技世界大会に出場し、見事準優勝を獲得。「レゴを使うという点で、条件は出場チーム、皆、平等。だからアイデア勝負です。ロボット部の活動で、自由な発想が自然と鍛えられていたのかも」

 谷くんの快挙をきっかけに、ロボット部でも積極的に大会に出場していこうという気運が高まり、着々と準備を進めています。

 「普段の活動による協調性と、体験教室を通じた奉仕の精神の醸成。さらには、大会に出場する経験を積ませることで各自の視野を広げさせ、技術的・人間的に成長を促すのが狙いです」(顧問・橋本昇大先生)

ロボットの組み立ては一人でもできるが、部活動だと意見交換しながら進められる。「話し合いからヒントを得てより良いロボットに改良できるのが楽しい」と、全員が口を揃える。

レゴのキットを用いたロボットづくりでは、動きの性能を左右するプログラムを組むのも重要な工程。そのために、パソコンが共有アイテムとして部活動に用いられている。

「先生たちのご協力で練習用キットの数が充実し、ロボット操作の実力を磨く機会が増えました。今後は、大会出場へ向けて本格的に体制を整えていきます」(根岸くん)

取材・文/堀雅俊 写真/東京フォト工芸(清水真帆呂)

気になる部活調査隊
ヨット帆走から自然の偉大さと命の大切さを学ぶ
逗子湾に面した逗子開成中学校・高等学校は、その環境を生かした「海洋教育」を重視。すべての生徒が在学中...>>続きを読む
夢を追って
「地震学者の立場から情報を発信して犠牲者をなくした...
小さいうちから物怖じしない子どもだったようで、デパートで知らない子にいきなり話しかけたりしていたそう...>>続きを読む
サイトマップ
人気記事ランキング
01 特集
そのひと言が子どもを変える! 学力を伸ばすほめ方・励まし方
02 スペシャルウィーク
9歳までに身につけたい国語力
03 子育てに効く脳科学のお話
頭をよくする方法はある?

サイト内検索
 

RSS登録
これまでの特集記事



気になる記事ピックアップ
これまでに公開された記事の中から気になる記事をランダムでピックアップし、表示しています。