普通の中学生がやがて日本代表選手に

アメリカンフットボール(以下、アメフト)は、野球のように攻撃チームと守備チームの攻守交代がはっきりした競技。攻撃側の目標は、ボールを持ってのランニングやパスで相手陣内にボールを進めます。4回の攻撃で10ヤード(約9メートル)の前進を続け、敵陣の最も奥深くまでボールを持ち込むと得点。その間、4回で10ヤード進めなかったり、相手にボールを奪われたりすると攻守交代です。顧問の西村英明先生は、アメフトの魅力をこう語ります。

「11人対11人で競い、攻めの場面、守りの場面、そしてキックする場面で、それぞれ11のポジションがあります。各ポジションに役割があって、守りでのみ活躍する選手などもいます」

たとえば攻めのクォーターバックというポジションは攻撃の司令塔で、パスを投げたり、作戦を決めたりします。ラインというポジションは、ボールを奪おうとする相手選手に身体をぶつけ、味方クォーターバックを守りつつ、攻撃の進路をつくります。このように、攻撃、守備、キックの場面で各々11のポジションがあるのです。

「一芸に秀でていれば、トップクラスの選手になれます。実際、体型がぽっちゃり気味でも、その体型を生かしてラインで活躍し、高校オールスターに選抜されることもあります。また、めずらしい部活で競技人口が少ない点もメリットですね。身体能力がズバ抜けているわけでもない普通の子が、少しずつ成長し、卒業後に大学選抜や日本代表選手になっていくケースもあります」(西村先生)

海陽中等教育学校は2006年入学の創立1期生から、東京大学合格者を出したことでも知られています。アメフトは体格面で不利でも、作戦つまり頭脳戦で勝てる競技だと言います。西村先生もアメフトの名門・京都大学アメフト部出身で、主将や大学チャンピオンを経験した人物。

「指導方針としては〝勝つこと?にこだわっています。よく〝過程が大事?と言われますが、それは勝ちにこだわって真剣に取り組んだからこそ、体得できることだと思うからです」

中学・高校ともに、日本一が目標。これまでの最高成績は、関西大会ベスト4。あと2つ勝てば日本一だった。直近の目標は、関西大会に出るために東海大会で優勝すること。

激しく身体をぶつけ合うスポーツだけにプロテクターとヘルメットは必須。そのぶん身体は動きにくくなるという。これに加えてマウスピースも大切なアイテムの一つ。

広大なグラウンドが自慢。アメフト部だけでなく、野球部やサッカー部、陸上部など、ほかの部活が同時に練習していても、各部がのびのびと練習できる。

取材・文/二本木昭 写真/東京フォト工芸(桑原克典)

一番星学園
高度な作品と堂々たる発表が最優秀賞受賞の決め手に
関数のグラフを使って絵を描く関数グラフアートの全国コンテストで、中学生ながら最優秀賞を獲得した河村進...>>続きを読む
気になる部活調査隊
海陽中等教育学校 数学部
全寮制の海陽中等教育学校では、前期生(中学生)と後期生(高校生)が一緒に活動する部活も多いのですが、...>>続きを読む
サイトマップ
人気記事ランキング
01 特集
そのひと言が子どもを変える! 学力を伸ばすほめ方・励まし方
02 スペシャルウィーク
9歳までに身につけたい国語力
03 子育てに効く脳科学のお話
頭をよくする方法はある?

サイト内検索
 

RSS登録
これまでの特集記事



気になる記事ピックアップ
これまでに公開された記事の中から気になる記事をランダムでピックアップし、表示しています。