鉄道会社や自治体に取材を試みる

中1から高2まで50名を超える部員が3班に分かれて活動を行うのが、東京都市大学付属中学校・高等学校鉄道研究部の特徴です。

専門家に話を聞いたり、本やインターネットで調べた情報を模造紙にまとめて文化祭で展示する「模造紙班」。コンテストに向けて鉄道ジオラマを製作する「模型班」。そして、自分たちが撮影した鉄道や電車の写真を現像する「現像班」と、すべての部員が楽しみながら活動できるよう、幅広いジャンルに取り組んでいます。

そのユニークな活動内容に興味を持ち、鉄道研究部に入りたくて同校を志望校に選んだ部員もいるとのこと。副部長を務める森匠太郎くんも、小学生の頃に文化祭を見学して鉄道研究部に魅力を感じた一人です。

「毎年8月には夏期合宿を行います。自分たちで鉄道会社や市役所などにアポイントをとって取材を行うのですが、最初のうちは緊張して上手に話すことができませんでした。しかし、何度も挑戦するうちに、大人との会話にも少しずつ慣れていきました。こうした経験は社会に出てからきっと役に立つと思います」

部長の鈴木智瑛くんは、夏期合宿のもう一つの成果をあげます。

「取材先によっては鉄道車両が並ぶ車庫や建築中の高架鉄道など、個人では訪れることのできない場所を見学できます。とても勉強になりますし、貴重な思い出をつくることができます」

合宿中も日中は班ごとに行動し、宿に戻ってからそれぞれが得た情報を発表して共有する場が設けられます。そして、合宿で得た成果をもとに文化祭での発表や展示、ジオラマ製作などに打ち込みます。

創部以来、部員たちの指導にあたってきた顧問の小村達彦先生は、鉄道研究部の活動意義について、次のように語ります。

「取材を通じてマナーを身につける、情報共有や展示説明などを経験してプレゼン能力を磨くことなどが狙いです。また、皆で力を合わせて、何かをやり遂げる達成感を味わってほしいと願っています」。

校内に設けられた暗室(光を完全に遮断した部屋)を利用できるのが自慢。撮影した写真の現像を部員自らが行い、幅広い技術を身につけることができる。

文化祭での展示発表において、部員に不可欠なのが「おもてなしの心」。「一人でも多くの来場者に満足してもらえるよう、毎年出し物に工夫を重ねています」(鈴木くん)

部としては来場者をさらに楽しませることが目標。また、鉄道関係の仕事を夢見る部員も多いそう。「将来は車両デザインの仕事に就きたいです」(鈴木くん)

取材・文/堀雅俊 写真/東京フォト工芸(桑原克典)

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