Vol.53

デジタル教科書で学ぶ時代到来!
子どもの教育はどう変わる?

タブレットPC導入で客観テストの結果が向上


学校の授業で、ICT(情報通信技術)を活用するケースが増えています。文部科学省は2020年までに、全国の小・中学校の生徒一人に一台のタブレットPCを支給し、デジタル教科書で学べる体制を整える方針です。

画像や映像、音声などを効果的に使って、よりわかりやすく学べることがICTを活用した授業の大きなメリットです。たとえば一部の学校では、生徒がデジタルペンで書く文字や図を、電子黒板やほかの生徒のタブレットPCに瞬時に投影できるシステムを導入。視覚的に「みんなで考えるプロセス」を共有することができます。

文部科学省は今年の4月、教員の9割以上が「ICTを活用した授業は子どもの意識や理解を高めることに効果的」と回答した報告書を発表しました。また、熊本県教育委員会も、タブレットPCを活用した方が、活用しないよりも客観テストの結果が「表現技能」で8点、「知識理解」で6・5点、「全体合計」で8・5点と、大幅に得点が高かったという調査結果を発表。児童や生徒からも、「自分に合った方法やスピードで進められる」など、好意的な声が多くあがっています。

ICT教育は利点が多い一方で、有害サイトへの接続、SNSでの仲間外れ、生活ペースの乱れなど、子どもたちと情報端末との関わりが密接になるにつれ、課題も出てきています。

最近では曜日・時間帯ごとに利用を制限できる子ども用タブレットPCが販売されるなど、メーカー側も対応を強化。文部科学省も、小・中学校へのスマートフォンなどの持ち込みの原則禁止を教育委員会に通達しています。

ICTのメリットを最大限享受するためにも、正しい使い方を心がけることが大切。ご家庭でも、夏休みを前に今一度、タブレットPCやスマートフォンを使う上でのマナーや心構えを話し合ってみてはいかがでしょうか。

取材・文/武田純子 イラスト/柏原昇店



ICT(情報通信技術)

Information and CommunicationTechnologyの略語で、情報や通信に関する技術の総称。日本ではIT(情報技術)とほぼ同義で用いられるが、国際的にはICTの方が定着している。ICTは省庁業務のコンピューター化、電子商取引など、行政・社会・経済のさまざまな分野で活用されてきている。

子どもわくわく!おもしろい「模様」の世界

1つの丸や線を2つ、3つと並べていくと、リズムが生まれ、心躍る模様になる。幾何学パターンや生物、景色、自然現象、文字など、その範囲は無限だ。東京国立近代美術館工芸館の夏の所蔵作品展は、生への喜びに満ちた模様の世界を堪能できる展覧会。開催中の毎週水・土曜は、見どころ解説と作品に触れるコーナーを合わせたタッチ&トークも開催。

「こども+おとな工芸館 もようわくわく」
開催期間:6月28日(土)~ 8月31日(日)
観覧料:一般210円、大学生70円、高校生以下および18歳未満無料
東京国立近代美術館 工芸館/千代田区北の丸公園1-1
問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://www.momat.go.jp

マネ、ルノワールなど珠玉の名画が来日!

“印象派の殿堂”として知られるパリ・オルセー美術館から、珠玉の絵画84点が国立新美術館に来日する。テーマは“印象派の誕生”。マネに始まり、モネ、ルノワール、ドガ、セザンヌら印象派の立役者となった画家たちの作品のほか、同時代のコローやミレーらのレアリスム、カバネルらのアカデミスム絵画まで、オルセー美術館の名画が集結する。

「オルセー美術館展 印象派の誕生 ─描くことの自由」
開催期間:7月9日(水)~ 10月20日(月)
観覧料:大人1,600円、大学生1,200円、高校生800円、中学生以下無料
国立新美術館/東京都港区六本木7-22-2
問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://orsay2014.jp/

絶滅哺乳類が大集合!太古の化石を一斉展示

恐竜が繁栄していた約1億2000万年前から日本で進化し、今は見ることのできない数々の哺乳類を紹介する展覧会。全身復元骨格3体が初めて展示されるナウマンゾウ、日本で発掘された化石が世界的に有名なパレオパラドキシアなど、日本各地、約20か所の博物館・研究機関などから集めた貴重な絶滅哺乳類を一挙に公開する。

「太古の哺乳類展─日本の化石でたどる進化と絶滅─」
開催期間:7月12日(土)~ 10月5日(日)
観覧料:一般・大学生1,600円、小・中・高校生600円、未就学児無料
国立科学博物館/東京都台東区上野公園7-20
問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://www.honyu-rui.com

キラキラ、ざわざわ!皆で美術を楽しもう

“作品を読み解く楽しさ”は、美術のおもしろさの一つ。横須賀美術館の「キラキラ、ざわざわ、ハラハラ展」は、想像力をふくらませて、目をキラキラと輝かせたり、心をざわざわと波立たせたりしながら美術を堪能することを目的とする展覧会。彫刻や絵本、映像などの展示作品を鑑賞して、子どもはもちろん、親も幼い頃の自分と向き合いながら楽しもう。

「こどもと美術を楽しみたい! キラキラ、ざわざわ、ハラハラ展」
7月12日(土)~ 8月31日(日)
観覧料:一般800円、高校・大学生600円、中学生以下無料
横須賀美術館/横須賀市鴨居4-1
問い合わせ先:046-845-1211(代表)
http://www.yokosuka-moa.jp

神奈川の全私学が集合特色ある展示を実施

神奈川県の全私学(中学・高等学校)141校が集まり、特色ある展示やステージイベントを実施する。展示コーナーでは各校の制服や校章が並び、制服の展示は毎年長蛇の列ができるほど盛況。また、ステージでは各校のクラブが日頃の成果を披露してくれる。7月21日の海の日にパシフィコ横浜の展示ホールC・Dで開催される。

「2014神奈川全私学中高展」
開催期間:7月21日(月・祝)10:00 ~ 16:00
入場無料
パシフィコ横浜 展示ホールC・D /横浜市西区みなとみらい1-1-1
問い合わせ先:神奈川県私立中学高等学校協会 045-321-1901
http://kanagawa-shigaku.jp

家族への感謝の心を作文に込めて伝えよう

今年で第8回を迎える、朝日学生新聞社主催の「いつもありがとう」作文コンクール。「お母さんありがとう」「私のお父さん」「大好きなおじいちゃん」など、普段言葉ではなかなか伝えることができない家族への感謝の気持ちを、400字詰め原稿用紙3枚以内にまとめて伝えよう。応募は一人何点でも可。作家のあさのあつこさん、フリーアナウンサーの小島奈津子さんなどが審査員を務める。

第8回「いつもありがとう」作文コンクール
応募締切:9月10日(水)必着
応募資格:全国の小学生
問い合わせ先:03-3545-5226(「いつもありがとう作文コンクール」事務局)
http://sinanen.com/sakubun/oubo/  

サイトマップ
人気記事ランキング
01 特集
そのひと言が子どもを変える! 学力を伸ばすほめ方・励まし方
02 スペシャルウィーク
9歳までに身につけたい国語力
03 子育てに効く脳科学のお話
頭をよくする方法はある?

サイト内検索
 

RSS登録
これまでの特集記事



気になる記事ピックアップ
これまでに公開された記事の中から気になる記事をランダムでピックアップし、表示しています。