自主性と協調性を養い将来につなげる

愛らしい衣装に身を包み、軽やかなステップで楽しい踊りを披露する山脇学園中学校・高等学校フォークダンス部。学園祭という晴れ舞台に向けて、部員たちはコツコツと練習を積み重ねていきます。

「本番では学年ごとに異なるダンスを披露するのですが、全演目の合計は約2時間。見た目よりもずっと体力がいります。だから、日々の練習が大事なんです」と語るのは、顧問の小沼治美先生。

新入部員はまず基本ステップを覚え、全員で踊る楽曲に挑戦。それをマスターした後、学年別のダンス練習に入ります。

「部員たちの指導は、最上級生である高2の役目です。ほとんどの時間を後輩の指導に費やし、彼女たちを帰した後や週末などに高2部員だけで集まって練習をするのが、部の伝統です」(卒業生・榎千尋さん)

「代々の先輩にしていただいたことを考えると、部長として気が引き締まる思いです」(部長・今井祥恵さん)

最上級生になると部全体を統率する立場を任されるため、ダンスの技術だけでなく、すべての行動において一番高いレベルが求められます。そのため、成長が一気に促されるのだとか。

「ときには厳しく、ときには優しく接してくれた憧れの先輩方に、少しでも近づきたいという気持ちで副部長を務めています」(副部長・山本理沙さん)

「私が部長を務めていたときは責任感に押しつぶされそうになったこともありました。でも、同級生が支えてくれ、後輩たちが慕ってくれたので、得るものの方が大きかったと感じています」(卒業生・畔上桃子さん)

先輩が後輩を思いやる関係に加えて、同級生部員の横のつながりが強いのも部の特長。そして、全員で一つのダンスを完成させるために、ときには意見をぶつけ合いながら、仲間意識を育んでいきます。

「自らの考えをしっかり持って行動しつつ、相手の意見を尊重して協力関係を築く姿勢は、社会人には不可欠。卒業後、ここで学んだことを大いに役立ててほしいと思います」(小沼先生)

「フォークダンスは笑顔が基本なので、表情が豊かになります」(畔上さん・右から4番目)、「周りからも『明るい表情がいいね』とほめられます」(榎さん・左から3番目)

練習曲はMDに録音。パソコンを使わなくてもデッキで直接編集できる。練習や本番で履くシューズは、学年が上がるにつれて、「白→黒→ヒール」と変化していく。

「日頃の練習成果を存分に披露できる最大の見せ場が学園祭。本番で学年ごとの特色を出し切ることを目指し、部員たちは毎日練習に励んでいます」(小沼先生)

取材・文/堀雅俊 写真/東京フォト工芸(桑原克典)

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