Vol.46

広がる「ネットいじめ」
有効な対応策はあるのか

進学校に通わせる家庭は利用ルールが緩い?


子ども同士のトラブルは、いまや学校の中だけでなく、インターネットの世界に及んでいます。学校裏サイト(特定の学校の話題を児童・生徒が書き込む掲示板)で気に入らない相手への悪口を書く行為は、2000年代後半から問題視されてきました。最近では、LINE(無料で仲間とメッセージ交換ができるサービス)で一人だけ仲間外れにしたり、中傷メッセージを繰り返すトラブルが目立っています

これらのネット上のトラブルは「ネットいじめ」と呼ばれ、匿名性が高く犯人を見つけづらい点、相手の姿が見えないだけに中傷がエスカレートしやすい点が特徴的。中高生のみならず、スマートフォンを所有する割合が増えた小学生にも被害が広がっています。

ネットいじめは、進学校も例外ではありません。ある調査では「超進学校」と「普通の高校」各2校にアンケートを実施したところ、ネットいじめの発生率にほとんど差はありませんでした。むしろ超進学校のほうが、利用ルールを家族内で話し合っていない場合が多く、それが原因のひとつではないかと研究グループは分析しています。

現在、一部のIT企業や自治体では、ネットパトロールを強化。不適切な書き込みをチェックして削除や利用禁止、退会処分などの対応を行っています。鹿児島県では、今年8月から子どものネット上の問題行動やトラブルの未然防止・早期対応のため、県内の全公立学校を対象に書き込みを検索・監視する「学校ネットパトロール事業」をスタート。今年10月には、中傷など404件の投稿を確認したと発表しました。こうした対応以外にも、根本的な解決策として、子どもたちにネットリテラシーを身につけさせることが大切です。「相手の気持ちをよく考えて発言する」「文章をじっくり見直してから投稿する」などのルールを徹底させ、健全なネット利用を促したいものです。 

イラスト/柏原昇店 取材・文/武田純子



ネットリテラシー

インターネットを正しく使いこなす技術のこと。「ネット経由で入手した情報の真偽を正しく判断できる」「ネットショッピングやオークションなどの詐欺を見抜く力を持つ」「掲示板やメールでの誹謗中傷のトラブルに巻き込まれないよう自衛できる」などがある。

空を舞い踊る「飛天」の作品の数々を一挙公開

優美な姿で人々を魅了し続けてきた「飛天」の姿を、彫刻・絵画・工芸の作品によってたどる。京都・平等院鳳凰堂の国宝「雲中供養菩薩像」や、国宝「阿弥陀如来坐像光背飛天」も特別に公開。屈指の名品を間近に鑑賞できる。期間中の毎週土曜には子どもから大人まで楽しめるスライドレクチャーがある

「平等院鳳凰堂平成修理完成記念 天上の舞 飛天の美」
開催期間:11月23日(土・祝)~ 2014年1月13日(月・祝)
入館料:一般1,300円、高校・大学生1,000円、中学生以下無料
サントリー美術館/東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
問い合わせ先:03-3479-8600
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/ 2013_5/

ルノワールほか、世紀末パリの画家の所蔵品展

ルノワール、モネ、ルドン、ロートレック、ヴァロットンなど、19世紀から20世紀初頭にかけてフランス・パリを中心に、互いに刺激し合い影響し合った画家たち。本展では、三菱一号館美術館の所蔵作品の中から、美術史上大きな変革期を生きた29人の美術家たちの選りすぐりの名品149点を紹介する。

「三菱一号館美術館名品選2013──近代への眼差し 印象派と世紀末美術」
開催期間:~ 2014年1月5日(日)
入館料:一般1,200円、高校・大学生800円、小・中学生400円
三菱一号館美術館/東京都千代田区丸の内2-6-2
問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル) http://mimt.jp/meihin/

東京農大で開催中!樹木を深く知る展示

亀裂やねじれ、空洞、湾曲……。樹木の枝や幹、根っこなどのパーツをよくよく見ると、自然の中にあるおもしろい形を発見できる。東京農業大学「食と農」の博物館で開催中の「樹木の形の不思議」展では、樹木が示すさまざまな形がどのような意味を持つか、その研究成果を紹介。樹木に対する理解を深めることができる企画展だ。

「樹木の形の不思議」
開催期間:~ 2014年3月16日(日)
入場料:無料
東京農業大学「食と農」の博物館/東京都世田谷区上用賀2-4-28
問い合わせ先:03-5477-4033
http://www.nodai.ac.jp/syokutonou

激動の日本近代音楽の歴史をたどる展覧会

激動の時代とともに歩んできた日本近代音楽の150年を振り返る展覧会。楽譜や錦絵、公演ポスターや楽器など、貴重な資料約300点を公開。明治学院大学図書館付属日本近代音楽館の所蔵資料を中心に、全国の資料館、美術館、個人の資料も加えて、開国以来の音楽を中心とした文化史を、立体的かつダイナミックに紹介。ミニコンサートも実施。

「五線譜に描いた夢 日本近代音楽の150年」
開催期間:~ 12月23日(月・祝)
入場料:一般1,000円、高校・大学生800円、小・中学生600円 
東京オペラシティ アートギャラリー/東京都新宿区西新宿3-20-2 /
問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://www.operacity.jp/ag/exh157/

英国を代表する画家ターナーの大回顧展

「英国最高の巨匠」として名高い画家、ターナーの大回顧展が開催。風景画の可能性と英国絵画の地位を飛躍的に高めたターナーは、生涯を通じて自身の絵画表現を追求し続けた。世界最大のターナー・コレクションを誇るロンドンのテート美術館から、油彩画の名品30点以上のほか、水彩画、スケッチブックなど約110点を展示して軌跡をたどる。

「ターナー展」
開催期間:~ 12月18日(水)
観覧料:一般1,600円、学生1,300円、高校生800円、中学生以下無料 
東京都美術館/東京都台東区上野公園8-36
問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://www.turner2013-14.jp

自然や生き物をのびのび描こう

子どもたちの絵を通して、人と自然、生き物との関わり方について考える「ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール」。第11回のテーマは「みんなに みてほしい しぜん」。身近にある植物や動物などの絵を描いて、全国のみんなに伝えよう。画材は色鉛筆、クレヨン、絵の具、マジック、サインペンなど自由。大賞受賞者には、ハワイやオーストラリアなどへのエコツアーをペアでプレゼント。

「ブリヂストン こどもエコ絵画コンクール」
応募締切:2013年12月1日(日)~ 2014年1月31日(金)必着
問い合わせ先:0120-39-2936 ブリヂストンお客様相談室
http://www.bridgestone.co.jp/sc/ecokaiga/  

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