悔しさを乗り越え再び達成感を味わうために

吹奏楽演奏に、フォーメーションと呼ばれる行進と隊形転換を、巧みに組み合わせ、ショー的要素に満ちたパフォーマンスを披露するマーチングバンド。関東学院はいち早く部活動として海外から取り入れ、数々の大会で受賞、輝かしい伝統を築いてきました。

観る人を楽しませる活動。その裏には、必ず地道でひたむきな努力があります。同部の活動も例外ではありません。自転車程の重さのチューバを担当する部員は、数十分間楽器を肩から下ろさずに演奏を続ける体力を養います。ライフルと呼ばれる大きめのバトンの練習で指を骨折した部員もいます。本番での失敗を経験して「次回こそ」と誓う部員もいます。さまざまな思いを胸に、各自が通常の部活動に加え、自宅や始業前の自主練に励んでいます。

一方で、マーチングバンド部の魅力に心酔している部員の姿も。部長の植松昌太くんは、入部した年に、一番の思い出を経験したとか。

「全国大会が終わった瞬間、先輩が“一人でも欠けたらできなかった。がんばってついてきてくれた中1部員のおかげ”と言ってくれたんです。入ってよかったと、心から思いました」

副部長の加藤茜さんと村上李奈さんも、思い返します。「卒業生にとって6年間の集大成となるのが、毎年恒例の定期演奏会。誰もが感動するし、この気持ちをまた味わいたいと思わずにいられません」

補欠は設けず、部員全員が出演するスタイルを貫きながら指導を続ける顧問の上杉雄一先生も、同部のOBです。

「中高一貫の部活動なので、6年間ひとつのことに没頭し、やり遂げるのは大変ですが、本人にとってはこの上ない財産になるんです。それに、一体感が何よりも大事な活動のせいか、ひとりが落ち込んだらほかの皆で支えるという雰囲気ができあがっているのも、うちのいいところだと思います」

「文化部に分類されますが、身体を思いきり動かすため、体力が向上します。マーチングバンド部は運動部のよい面も備えているんですよ」と、副部長の村上李奈さん。

必須アイテムは、ドリル・フォーメーションを覚えるためのドリルノート(マイドリ帳)。関東学院が始めたもので、OBによって製品化され、今では他校でも使われるように。

中高一貫校ならではの特色で、高校生部員が中学生部員の面倒をみる場面も。練習は顧問やコーチによる指導が主体となるが、「生徒の自主的な行動」が部活動の目標でもある。

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