娘の志望校では、算数の入試問題で、広い解答欄を設けた文章題が目立ちます。どんな点を注意させればよいでしょうか?

問題に取り組む中で、わかったことがあれば、解答用紙にどんどん書き込もう。最近の中学入試の算数では、シンプルな計算問題よりも、広い解答欄を設けて、解法の手順をしっかり書かせる問題が増えています。当校でも、10年ほど前から、答えだけを書く問題は、入試で出さなくなりました。

解答欄のスペースが広いと、「何を書いたらよいのだろう?」と、悩む子どももいることでしょう。ただ、問題の形式が変わっても、求められる学力は、それほど変わりません。計算力をはじめ、問題内容を正しく理解する力、さまざまな解法を使って解答を導く力などを学校側は見ています。

そのため、解答欄には「問題を理解していること」と、「解答の導きかた」の2点を、採点者にアピールするつもりで書かせましょう。仮に解答が間違っていたとしても、この2点が正しければ、部分点がもらえる学校もあるはずです。

「問題を理解している」という点を伝えるためには、問題の内容を図にまとめたり、問題とセットで出されている図形に印をつける作業が肝心です。速さの問題なら状況図を描く、図形の問題なら同じ角度に印をつけるなどの作業を、日頃から徹底させてください。

「解答の導きかた」については、解答に辿りつくための説明や計算を、正確に書くことがポイント。計算式の答えを出す筆算も、解答を導き出すステップのひとつなので、解答用紙に書いて、消さずに残しておくのがオススメです。

算数では、難しい問題ほど、頭の中だけで考えても、なかなか解答を導き出せません。問題を考えているときに、わかったことがあれば、解答用紙に書き込んでいきましょう。それにより、正解へのヒントが見つかるはずです。

女の子の場合、解答欄の端に、小さな字で計算などを書いてしまうケースが見られます。しかし、それでは、採点者に自分の考え方が伝わりにくい恐れがあります。入試当日は、解答欄の広さを確認し、スペース全体を使って、解答を書くことを心がけさせましょう。

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1935年に開校。世田谷区の閑静な住宅街にあり、校内で行なう「園芸」の授業が特徴的。
今井靖明
鷗友学園女子中学高等学校教諭。数学科主任。大学卒業後から同校で教鞭をとる。中学入試の問題作成にも携わる。
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