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日本人は美術が大好きです。 美術館はいつでも人でいっぱいだし、ちょっと有名な絵画や彫刻が来日すると、行列ができて、簡単には入れないくらいです。 でも、子どもの教育について考えてみると、「本を読みなさい」とは言われても、「絵を見なさい」「彫刻を見なさい」とはあまり言われない。「図書館には行ったほうがいいよ」と言われても、「月に一度は美術館に行ったほうがいいよ」「博物館に行きなさい」とは言われませんよね。 学校の図書館でも、美術の棚は、古くて誰も触らないような本しか並んでいないことが多いです。 でも、やっぱり子どもたちも、きれいな本は好き。 大人用の画集などはあまり見る機会がないかもしれませんが、一度見せれば、「うわぁ」と言って喜んでくれるような美術系の本って、結構あるんです。それにビジュアルは、文字に比べれば、もともと年齢差があまり出ないジャンルなのです。 今回は一応、低学年用、高学年用と分けましたが、あまり差はないし、たぶん、大人が見てもおもしろいと思ってもらえるはずです。 人間は、きれいだなぁと思うものや、わくわくするものを見ると、自然と元気になります。たんぱく質や炭水化物だけでは、人間の体は元気に生きられない……。少ししか必要ないかもしれないけど、ミネラルやビタミンがないと、体はうまく働きませんよね。 同じように、頭にも、そんな栄養が必要なのではないでしょうか。音楽や美術は、人間が元気に生きられるように生まれた、ビタミンのようなもの。だから、ときどきはこういった本も読んでみてください! |

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『復刻版 ヴェルサイユの庭園』05年刊/大日本絵画/ 2,625円 のぞき穴を見れば そこは美しい並木道! 誰に見せても、「おおっ!」と言ってもらえる、18世紀を代表するからくり絵本の復刻版です。小さい本なのに、覗くといきなり、広大なヴェルサイユ宮殿への並木道が見えます! アニメーションも何もない時代の、絵を立体的に見せる大道芸のような手法は、年齢に関係なく、誰でも幸福にしてくれます。 |
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『まなぶたのしむイラストレーション1 すぐ描ける入門編』吉田佳広【著】/10年刊/理論社/ 2,100円 学校の美術の時間は、絵がうまく描けない人には、本当に憂鬱なもの。でも、何でも、コツや基本の考えというのはあるんです。 |
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『ラクガキ・マスター
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『ZOOM ズーム』イシュトバン・バンニャイ【著】 絵が苦手な人でも 一度開いたら止まらない この本のすばらしさは、説明したらつまらなくなると思います。なので、お願い! どこの公共図書館にもあると思うから、ちょっと開いてみてください。みんな、集中して無口になるはず。絵があまり好きじゃない人でもね。世界的に有名なアニメーション作家の作品です。 |
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『マッチ売りの少女』H.C.アンデルセン【著】、掛川恭子【訳】 絵本なのに、高学年?と思うかもしれないけど、これはとても高度な絵本。内容は『マッチ売りの少女』ですが、挿絵は抽象画でカッコいい! |
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『猫にも描けるマンガ教室1,2』夏緑【作】、小咲【絵】 漫画家希望の女の子が主人公の小説ですが、プリンセスのドレスのひだをうまく描くにはどうす
ればいいのかなど、描き方をしっかりと解説してあります。 |
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『シャガール
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