小6の娘は、これまで家事や手伝いの経験がほとんどありません。
中学校での家庭科の授業についていけるでしょうか?

中学受験に挑戦している多くの家庭では、子どもに家の手伝いよりも勉強を優先させていると思います。そのため、家庭科に苦手意識を持つ子どもが多く、当校でも入学した当初は、ボタンのつけ方やミシンの糸の掛け方を知らないという子が少なくありません。

しかし、授業での実習を重ねるにつれ、ほとんどの生徒は家庭科に対する苦手意識を払拭していきます。実際に手を動かし、自分で作ったエプロンや料理が完成していくのを見て、喜びを得られるのでしょう。さらに、授業で習ったことと、日常生活で感じたことを結びつけながら、楽しさを見い出す子どももいます。

また、初めての体験だからこそ、新鮮な気持ちで実習に取り組めるという面もあります。たとえば、手縫いの裾上げを教えると、生徒は「スカートの裾はこんな風になっていたんだ」と驚きます。そして、スポンジが水を吸うように覚えていくのです。たとえ失敗したとしても、「次はこうしてみよう」と提案すれば、大半の生徒は納得してくれます。実習で見せる子どもたちの笑顔を見ていると、過剰に心配する必要はないように感じます。

ただ、中にはどうしても家庭科が苦手という子どもがいるのも事実です。苦手克服のためには、やはり親のサポートが大切。たとえば、調理実習で覚えた料理を家で作ってもらうように、声をかけてみましょう。そして、調理する様子を親が見守り、出来上がった料理を喜んで食べてあげることにより、やる気が湧いてくるはずです。

子どもがまだ小学生の家庭では、自分の身の回りのことをできるようにさせたいものです。服のボタンが外れたらつけさせる、「リンゴを食べたい」と子どもが言ったときは皮をむかせてみる、くらいはさせてみてはどうでしょか。親はつい手をかけたくなってしまうものですが、そこを我慢して、普段からできるだけ子ども自身にやらせるように心がけましょう。

跡見学園中学校
1875年開校。「自律」と「自立」を実現する女性の育成を目指しており、家庭科の授業でも実習時間が多いのが特徴。

小栁陽子
跡見学園中学校・高等学校教諭。女子栄養大学卒業後、家庭科教諭として教鞭をとり、2009年より現職。2011年4月から主任教諭を務める。
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