レベルの高い技術に接して向上心を育成

「敵は相手ではなく自分であることを知り、己に勝てる人間になりたい!」

チームの誓いの言葉を、全員で元気よく唱えた後、練習が始まります。声を出してのランニング、身体接触を伴う攻防、実戦さながらのボール運びとシュートなど、ハードなメニューです。ときには、監督の激しい指導の声がコートに響くこともあります。

創部48年、インターハイと国体の優勝に輝いた実績と伝統を誇る佼成学園女子高校ハンドボール部。6月に迫ったインターハイ予選に向けて、全員が一丸となって日々の練習に励んでいます。監督として部員を導くのは、A級審判とコーチ資格を持つ石川浩和先生。「私がU18女子ナショナルコーチも務めている関係で、日本代表の強化合宿への参加や、世界トップレベルにある韓国の高校チームとの合同練習も行っています。高次元の技術を体感させて、意識の変革を促すのが狙いです」

冒頭の言葉のように、技術面だけでなく精神面の錬成が、同校ハンドボール部の主たる活動目的でもあります。「きつい練習やけがを心配される保護者もおられます。が、卒業時には“娘の成長を実感し、続けさせて本当によかった”という言葉をよくいただきます」と、石川監督。中には全国大会出場を果たしたのち勉強に打ち込んで、見事医大に合格した卒業生も。ハンドボールで鍛えた精神は、進路を拓く原動力になります。

チームの目標達成のために力を合わせる姿勢は、周囲への思いやりや尊敬の念をも育みます。練習の準備や片づけは上級生が率先して行動。下級生はその姿から多くを学びとります。

「関東大会で勝利し、4年連続の全国大会出場が決定しましたが、震災の影響で大会は中止。開催地の花巻市には昨年も訪れたのですが、部員たちはそこでお世話になった方々に、すぐに寄せ書きとお見舞い金を用意していました。そんな彼女たちを見て、ひとまわり成長したと感じましたね」(石川監督)

部のモットーは「ハンドボールが人間を練り、ハンドボールが人間をつくる」。恩返しの気持ちも込めて、部員たちはインターハイ制覇を目指します。

強豪校の部活だからこそ、大舞台を経験できる。苦しい練習を乗り越えての勝利は、純度の高い達成感につながる。チームの目標のために、自主練に勤しむ部員も多い。

片手でボールを持つ競技の性格上、ボールを握りやすくする工夫として用いられるのが粘着性のある両面テープ。練習や試合の前に各自で手際よく指に巻いて準備を行う。

予選を通過し本選に出場した「世界らん展」。来年の目標は、中学生チーム、高校生チーム揃って出場し入賞すること。「次回のためにみんなで楽 しく作戦を練ります」と北澤先生。

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