ウチの家庭は特に宗教への信仰はないのですが、キリスト教系の中学校に入学させても大丈夫でしょうか?

私立中学校にはキリスト教などの宗教を教育の基本とする学校が数多くあります。「宗教」と聞くと身構えてしまう保護者もいるかもしれませんが、どの学校も特定の宗教を生徒や保護者に強要することはないでしょう。当校でもキリスト教の信仰に基づく教育を理解して「この学校で学びたい」という気持ちがあれば、信仰の有無や宗派などが入学試験に影響することはありません。実際に当校に入学した子どもの中には、保護者がお寺の住職や神社の神主を務めている家庭などもありました。

キリスト教の教えに基づくミッションスクールでは、「与えられた命を大切にする」「自分以外の人に対して心を寄せる」などの考え方を学んでいきます。そして、知識だけでなく、毎日の学校生活を通して理解を深められることが魅力のひとつです。

たとえば、当校では毎朝、全校生徒と全教職員が礼拝堂に集まり、礼拝を捧げています。そこでは聖書の一節を読んで聖歌を歌うのですが、オルガンを弾いたり、礼拝堂のろうそくの火を灯したりする準備は自ら申し出た生徒が行います。毎日捧げられる礼拝やその準備を通して、思いやりや感謝の気持ちが育まれていきます。

行われる行事は学校により多少異なりますが、春のイースター(復活祭)や12月のクリスマスなどのプログラムが多くの学校で用意されているので、楽しみながらキリスト教への理解を深められるのではないでしょうか。また、入学してまもない頃はキリスト教の基本的な考え方や聖書の読み方を学ぶ機会を設けている学校も多いので、宗教に馴染みのない子どもでも心配する必要はないでしょう。

中学・高校の時期の子どもは「嵐の時期」とも言われており、親や先生にも相談できない悩みをたくさん抱えています。そんな時期に心の拠り所となる教えや気軽に足を運べる礼拝堂がある環境は、子どもにとっても親にとってもプラスになると思います。

香蘭女学校
1888年に英国人宣教師の尽力により創立。キリスト教の教えと日本の礼法を軸にした人間教育に力を注いでいる。
高田智子
香蘭女学校中等科・高等科教頭。自身も中高6年間を同校で過ごす。立教大学を卒業した後、大学職員を経て、英語教師として同校に赴任。2005年より現職。
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