ウチの娘は算数がとても苦手です。中学から始まる数学の勉強についていけるのでしょうか?

数学を苦手とする子どもは多くいますが、特に女の子にその傾向が見られます。苦手意識を持っている子は「自分には数学のセンスがない」と考え、意味を理解しないまま公式だけを覚えようとします。その結果、数学の問題がますます解けなくなる恐れがあります。

小学生の時に算数を苦手としていた子が中学からの数学の学習につまずくケースは見受けられますが、学習内容が切り替わる時期に基礎からしっかり学ぶことで苦手意識を克服することも可能です。そのためには、取り組む内容を「理解すべきこと」と「訓練すべきこと」に分けなくてはいけません。

まず取り組むのが「理解すべきこと」。「数学のルールを守って問題を解けば正しい答えが得られる」という考え方を理解するようにしましょう。そこでポイントとなるのが、授業中のノートのとり方です。勉強しても成果が出ない子の大半は「黒板の内容を写す=勉強」と勘違いしています。先生の説明中には、手を動かさず集中して聞くことが大切です。黒板の内容を写すときも、重要な部分に線を引く習慣をつけましょう。

一方、家庭学習では「訓練すべきこと」に取り組みます。短時間で問題を解く計算力を身につけるには、練習を重ねるしかありません。要らない紙を使って計算練習をして問題が解けたら紙は捨てる、という方法をくり返しましょう。さらに、勉強したテキストなどにその都度、日付を記入する方法もオススメ。復習した回数が確認できれば自信アップにつながり、くり返し学習する姿勢も身につきます。また、教科書の各章の最初に書かれている挿話を読むのも効果的です。これから学ぶ内容をイメージでき、数学が苦手な子でも安心して授業に臨めます。

以上のような学習方法を取り入れて、苦手克服に取り組んでみてください。女の子は総じて、コツコツとがんばることが得意なので、そのような長所を親が引き出してほしいと思います。

中央大学横浜山手中学校
2008年に創立100周年を迎え、2010年からは中央大学の附属となる。
森英人
中央大学横浜山手中学校・高等学校教頭。2009年度まで聖光学院の数学教師として教鞭をとり、2010年度より現職。最難関大の数学を知り尽くし、生徒からの信頼も厚い。
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