小5の息子が「算数オリンピックに出たい」と言っているのですが、どんな大会なのでしょうか?

算数オリンピックは、「数学のノーベル賞」と呼ばれるフィールズ賞を受賞した広中平祐氏と数学者ピーター・フランクル氏が提唱して1992年に始まった大会です。子どもが算数の能力を競い合いながら、そのおもしろさに気づくことが大会の大きな目標です。

ひと口に「算数の能力」と言ってもさまざまですが、同大会で特に重視しているのは、問題を論理的に考える思考力です。算数オリンピックでは、短時間に多くの計算を解く問題や公式を覚えれば解けるような問題はほとんどありません。出題されるのは主に、長い問題文や複数の問題条件を設定した文章問題です。そのため、算数オリンピックの問題にチャレンジすることにより、問題文を正確に理解する読解力が磨かれるので、国語などの学力がアップすることも期待できます。

もし、これから算数オリンピックへの参加を考えている家庭では、普段の勉強から問題文をしっかり読んで出題内容を理解する学習姿勢を身につけてほしいと思います。親も正解を出すために無理に子どもを急かしたりしないように心がけてください。

大会は、小5以下の子どもが対象の「ジュニア算数オリンピック」と、小6以下の子どもなら誰でも参加できる「算数オリンピック」の2つに分かれています。小4・小5でも、主に小6を対象とした「算数オリンピック」のファイナル(決勝大会)入賞者に選ばれることがあるため、挑戦してみるのもよいでしょう。ただ、算数のおもしろさに気づくためには、ある程度問題が解けることが必要です。そのため、小5以下の子どもであれば、まずは「ジュニア算数オリンピック」からスタートすることをオススメします。

また、大会には中国の子どもも参加しており、最近では日本のファイナリストと遜色ない能力を持つ参加者が多くなっています。算数が得意な子どもにとっては、同じように高い能力を持つ子が外国にもいることが、勉強に励む上でよい刺激になるはずです。

若杉栄二
算数オリンピック委員会事務局長。低学年向けの数 理教育を実践している「アルゴクラブ」にて、取締役会長も務める。
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