調べて楽しい図鑑
第12回
調べ、知ることで知的好奇心が刺激される

 図鑑というと、「わからないことを調べるためのツール」というイメージを持ちますが、今回は読み物として楽しめる図鑑をピックアップしました。 インターネットでさまざまな情報が入手できる時代だからこそ、自分で調べ、情報を整理していくことが大切です。紹介する作品は、特定のテーマにスポットを当てていて、どれも情報の切り口に特徴があります。「なぜ? もっと知りたい!」という知的好奇心を刺激し、子どもたちが引き込まれるようにつくり込まれています。こういった図鑑を家庭に用意し、子どもたちが毎日好きなだけ学べるよう、「知」への扉をつくってあげてみてはいかがでしょう。

『小学館の図鑑 NEO+ぷらす くらべる図鑑』
09年刊/小学館/ 1,995円

「比べる」ことで物の本質が見えてくる

いろいろな物のサイズ、能力、特徴を比較するというコンセプトの図鑑で、数字だけでなく、大迫力の絵や写真をもとに図解します。動物の大きさ、海の生き物が住む場所の深さ、樹木の高さなど、50を超えるテーマから紹介。「太陽系を体育館の大きさにしてみると、惑星の大きさはどのくらい?」というように、小さい子にもわかりやすく解説しています。「比べる」という切り口は子どもには馴染みやすく、知的好奇心を刺激するのにうってつけ。親子で一緒に読んで欲しい図鑑です。

『いちばん!の図鑑』
今泉忠昭【監修】 10年刊/学習研究社/ 1,995円

生き物や自然のすごさがこれ一冊でわかる

動物の「かけっこのいちばん!」、「幅跳びのいちばん!」、「山の高さのいちばん!」など、生き物や地球のさまざまなランキング1位を切り口に、その理由や秘密を紹介する図鑑です。一番のわけを知ることで、物事へのより深い理解が得られます。

『にたものずかん どっちがどっち!?』
高岡昌江【著】、今泉忠昭【監修】、友永たろ【絵】 07年刊/学習研究社/ 1,260円

モモンガとムササビの違い説明できますか?

「チーターとヒョウ」「モモンガとムササビ」。似ている生き物の違いを、子どもに説明できますか? そんな似たもの同士を徹底的に比べて、見分けるポイントを図解で解説してくれます。そして、実は似ていることには理由があるのだと納得できます。

『学研もちあるき図鑑 まるごと 日本の生きもの』
木村義志、小宮輝之、高橋秀男【監修】 09年刊/学研教育出版/ 2,100円

生き物ガイドを片手に親子でお散歩!

子どもと散歩していると、草花や鳥や虫などを見つけて、「あれ、なんていう種類だっけ?」となること、多いですよね。この図鑑はまさにそんなときのためにあります。持ち歩きやすいように小さいサイズで、厚手のビニールカバーつき。折り曲げても汚れても大丈夫です。身近な動植物が、山、海辺、町など場所ごと、種類ごとにリアルなタッチのイラストで描かれています。題材が身近な40編のコラムも楽しく、カエルの鳴き声の聞き分け方など極めて実用的で、すぐに使える情報が得られます。

『なんでも!いっぱい!こども大図鑑』
ジュリー・フェリスほか【著】、米村でんじろう【監修】 09年刊/河出書房新社/ 4,980円

百科事典級の情報を一冊で総まとめ!

一冊で幅広い分野をカバー。写真の美しさとレイアウトの斬新さで好奇心を刺激してくれます。毛糸で表された体の内臓模型、動物たちが眠る姿の写真など、一度見たら記憶に残るビジュアルが特徴。世界各国で出版されている名図鑑の日本版です。

『21世紀こども百科 もののはじまり館』
08年刊/小学館/ 3,990円

身近な物事の起源を知り知識欲を高めよう

遊園地の始まりって? コーヒーは昔薬だったってホント?……身近なことや物の「始まり」に注目し、起源は何なのか、それがどうして広まり、一般化したのかを解説します。関連情報を調べられるサイトのURLまで掲載してあるので、フォローも完璧です!

『ダーウィン』
アンナ・スプロウル【著】、乾侑美子【訳】 93年刊/偕成社/ 1,680円

既存の考えを打ち砕いた創造的発想の持ち主に迫る

「人間もふくめ、あらゆる生き物は自然淘汰によって進化してきたものだ」という進化論の考え方は、今日では当たり前に考えられています。しかしダーウィンが19世紀に『種の起源』でこの考え方を発表するまで、人々は「人間は神の手によってつくられた」と信じていました。少年時代から活動的だった彼は、それまでの考え方をまったく変えてしまう画期的な理論にたどり着くチャンスを自ら得ました。大学卒業後にビーグル号に乗船し、5年にわたる航海中にガラパゴス諸島で見た生物が進化論のきっかけになったのです。その背景を知ることで、未来にも大きなブレイクスルーが起こりうる、そんな期待を抱かせてくれます。

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