小学生に大アンケート!

中学受験において、「子どものやる気をどう引き出すか?」は、すべてのお父さん、お母さんに共通するお悩みです。今回小学4・5年生に実施したアンケートを元に、子どもたちの本音を公開します。この特集を読んで、子どもへの接し方や声がけにちょっと工夫をしてみませんか?子どもの勉強へのやる気を引き出す、きっかけになるかもしれません。

アンケート回答者DATA

※結果は、四谷大塚に通う小学4・5年生338人を対象に行ったアンケートを元に、ドリーム・ナビ編集部が集計・編集をしたもの。

Q1 あなたはいつもどんな気持ちで勉強をしていますか?

わかる喜びを知る子は勉強のやる気も高い

親として、子どもが勉強に対してどう思っているかはとても気になるところ。「Q1あなたはいつもどんな気持ちで勉強をしていますか?」という質問に対して、約6割が興味を持って勉強しているとの回答が得られました。一方「嫌だと思っている」という回答は6%。中学受験を目指している子どもたちは、そもそも勉強への意識が高いということがうかがえます。

「いつでも興味を持って、自分から進んで勉強している」「興味を持って勉強しているときの方が多い」と回答をした子どもで目立ったのは、「勉強していて、そのことが世の中におよぼしている影響の意味を知って、“なるほど”と思うと楽しい」(小4・女子)、「難しい問題を解くのが楽しい」(小5・男子)など、すでに“わかる喜び”を経験しているというコメント。また、「歴史がおもしろいから」(小5・男子)など、特定の1科目の勉強が楽しいので、ほかの科目もがんばれるという意見もありました。

「嫌と興味が同じくらい」と回答した子どもは「得意な単元はどんどんできるから楽しいけど、苦手な単元はあまりできなくてつまらない」(小5・女子)、「苦手な問題はやりたくないけれど、自分ができそうな問題はやってみたくなる」(小5・女子)など、不得意な教科や単元についてネガティブな印象を抱いているケースが見られます。また、「4科目すべて好きだけど疲れているとやる気がなくなってしまう」(小4・男子)といった、体調によってやる気が低下するという声も多 くありました。

全体を通してアンケート結果を見てみると、4・5年生の勉強へのやる気は、「どうしてもできないときは嫌になり、どんどん問題が解けるときは興味を持つ」(小5・女子)という点にキーポイントがあるようです。子どもにとって興味が持てる・解ける問題を数多く与え、苦手意識を植えつけないように、疲労度なども考慮しながら、少しずつハードルを高くしていく。そうした点については、もちろん塾側が細心の注意を払っていますが、お父さん・お母さんも、意識をしておきたいものです。「親がギャーギャー言うから勉強が嫌になる」(小5・男子)、「お母さんに怒られるから、勉強への興味が半減」(小4・女子)といった事態に陥ることのないよう、十分に気をつけましょう。

ぼくたち、わたしたちは
こんな気持ちで勉強しています!

勉強を始めるまでは嫌だなあと思うけど、始めるとそうでもない(小4・女子)

嫌だと思っても、勉強をやめられない。やらなかったら怒られるし(小5・女子)

みんなで勉強するのは楽しいけど、家でひとりで勉強するのはつまらない(小4・男子)

もともと知っていることが、さらに詳しくわかるようになるとおもしろい(小5・女子)

テストの点数が悪いと勉強が嫌になるけど、難しい問題を解くのは楽しい(小5・男子)

小学校でやっていないことをやると、少し上に行けた気がしてうれしい(小4・男子)

時間がないときは焦って嫌になるけど、余裕があるとすらすら解けて楽しい(小5・女子)

興味を持たないとつまらなくなるから、いつも進んで楽しく勉強している(小5・男子)

子どもたちに得意科目を聞きました!

今回のアンケートでは、得意科目に算数を挙げる子が最も多いという結果に。女子の中でも、算数を得意とする子は少なくないようだ。一方、男女とも理科を不得意とする子が多く、学年が上がるに従って苦手意識を持つ子が増えるという結果も出た。

Q2 どんなときに勉強へのやる気が上がりますか?

短期的な目標でさらにやる気アップ!

「Q2どんなときに勉強へのやる気が上がりますか?」という質問に対しては、勉強に関して追い風が吹いているときにやる気が上がる、というわかりやすい結果となりました。逆に、回答が少なかったのは、塾のクラスが下がったり、友だちと競争して負けたときなど。逆境をやる気につなげられるほどの精神力を持つ子は、小学生ではまれだということがわかります。

また、やる気をアップさせるモチベーターとして票が集まったのは、やはお父さんとお母さん。特に、まだ幼さの残る4年生に「お父さん・お母さんに褒められたり、励まされたときにやる気が上がる」という回答が多く見られました。塾の先生は、「おもしろい授業を展開してくれる」という点において、子どものやる気をアップさせているようです。

注目したいのは、「目標を立てたときにやる気が上がる」という意見。入学したい学校や将来の夢など、中・長期的な目標を立てている子どもが多い中、自ら短期的な目標を立てて勉強している子も、それなりに多いことがわかりました。目の前の課題やテストで目標を立てることは、やる気を維持し続けるのに大変有効です。「うちの子はやる気に火がつかなくて……」と悩んでいるお父さん・お母さんは、まず子どもに、短期目標の立て方をアドバイスしてみてはいかがでしょうか。

ぼくたち、わたしたちは
こうやってやる気をアップさせてます!

ノートの最後のページに大きく目標を書いている(小5・女子)

プリントをバインダーにはさんで、どれだけやったかを見る(小5・男子)

成績がよかったら、おこづかいをもらう約束をしている(小5・女子)

自分で自分のことを褒めてあげるときがある(小5・女子)

机の上をかたづけたり、できるだけ静かなところで勉強する(小4・男子)

高学年の問題を、アドバイスを聞きながら解いてみる(小4・男子)

塾のクラスアップをやる気の素に!

「楽しく勉強しているときの方が多いと思います」と語る彰護くん。やる気アップのポイントは、塾での生活にあるようです。

「塾のクラスが上がるときが、一番うれしいです。それを目標にして、次こそは上がろう、と自分に何度も言い聞かせて勉強をしています。仲のよい友だちが上がったりすると、自分ももっとがんばろうという気持ちになります。塾の先生が気を遣ってくれるのもうれしい。この前、できなかった問題があったとき、プリントに先生が“質問においで”と書いてくれたので、すぐに質問に行きました」

ほかにも、得意科目の算数で難しい問題が解けたときに、やる気が上がるとか。しかし苦手な国語、特に長文読解でつまずいてしまうと、やる気が下がってしまうそうです。「テストの成績がよくなかったときは、しばらくやる気が出ないです。お父さんやお母さんをがっかりさせることが、なんだか申し訳なく思います」

家庭学習は、自分でスケジュールを立てて取り組んでいるとのこと。「予定通り進まないと、ちょっとイライラするけれど、しっかりできると、勉強が楽しくなります」

お母さんの近くで勉強し、教えてもらうこともしばしば。「ケアレスミスで問題を解けなかったときに、“こんな問題もできないの”と言われると、“本当は解けるのにな……”と思います。でも、“クラスが上がってよかったね”と、褒められたりすると、うれしくてやる気になります」


Q1 得意な科目は何ですか?
算数


Q2 苦手な科目は何ですか?
国語


Q3 どんなときに勉強へのやる気が上がりますか?
算数の応用問題が解けたとき
お母さんから褒められたとき


Q4 どんなときに勉強へのやる気が下がりますか?
自分で「今日はここまで解こう」と決めていたのに、終わらなかったとき


Q5 誰からのどんな言葉で、勉強へのやる気が上がりますか?
「一緒に上のクラスに上がろう」(塾の友だち)
「クラスが上がったら、好きなところに連れて行ってあげる」(お母さん)


Q6家族はどのように勉強をサポートしてくれますか?
お父さん、お母さんがいるリビングで勉強をしていて、口は出さないけれど、わからない問題を教えてくれる


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