「偏差値」の意味はわかるのですが、正確にはどのようなことを指しているのでしょうか?

まず、偏差値を統計学的に定義すると、「ある子どものテストの得点が、そのテストを受けた子ども全体の中でどれくらいのレベルに位置するのかを表した数値」となります。子どもの点数が平均点と同じ場合は、偏差値50と換算されます。そして、偏差値が学力を測る上で有効となるのは、そのテストの得点の分布が正規分布に近いときです。正規分布の場合、理論的には偏差値50〜60の間に全体の約34%、60〜70の間に全体の約14%が含まれます。そして、偏差値70以上の該当者は全体のわずか2%しかいないのです。

さて、中学受験では「A中学校は偏差値が60」などという言葉を聞くことが多いと思います。しかし、これはA中学校をほかの中学校と比較して、優劣を表した数値では決してありません。四谷大塚をはじめ、大手の進学塾では合否判定テストを実施しています。たとえば、あるテストでA中学校の志望者が、同校に合格する可能性が80%となる目安の偏差値が60だとしましょう。そこから、テストを実施した学習塾では「A中学校は偏差値が60」というような呼び方をしているに過ぎません。

一般的に、偏差値50 と偏差値60の学校を比べたとき、優秀な子どもがより多く受験するのは偏差値60の学校です。そのため、偏差値が高い学校ほど難易度が高いと考えて差し支えないでしょう。

ただ、中学受験に臨む親子に覚えておいてほしいのは、偏差値は学校の優劣を決定づける指標ではないということです。子どもの志望校を選ぶときに、偏差値が少しでも高い学校を選ぼうとするご家庭があります。しかし、どの私立中学校、国公立中学校も単純に偏差値では測れない素晴らしい教育をしています。ですので、偏差値だけを頼りにするのではなく、各学校の教育方針や学校の雰囲気、子ども本人との相性などをしっかり確認することが大切です。

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