Vol.7

教科書の電子化で
学びの可能性が広がる

デジタル教科書でお絵かきや演奏も

 電子書籍端末「iPad」が、2010年5月に日本でも発売となりました。「紙」ではなく「画面」で読む本の出現に、人々の関心が集まっています。そんな中、教育現場の情報化推進を掲げる「デジタル教科書教材協議会」が設立。2015 年、すべての小中学生に電子教科書を配備することを目指しています。

 電子教科書のメリットとして挙げられるのは、やはりその情報量です。文字と写真だけでなく、音声や映像の情報も引き出すことができます。その情報を分析することで、思考力・創造力の向上につながるという意見もあり、詰め込み・暗記型教育からの脱却が期待されています。

 また、インターネット接続ができることにより、さまざまな「つながり」が生まれるのも、大きな魅力です。教科書が単なる教材ではなく、コミュニケーションツールとしても働き、親や友人、先生との意見交換の場となることも予想されます。

 ほかにも、デジタル教科書教材協議会の掲げる「デジタル教科書・教材の機材が備えるべき10の条件」では、「作文、計算、お絵かき、動画制作、作曲・演奏ができる」「学年別に全ての教科書が納まる」といった項目が挙がっています。ランドセルを背負った子どもを見かけなくなるのも、遠くないかも しれません。

「紙」の教科書で勉強をしてきた親世代にとっては、電子教科書に疑問を抱く人も多いことでしょう。学力向上にメリットがあるのか、また視力の低下につながらないかなど、親としては、しっかりとその真価を問う必要があり ます。

しかし、ただ否定するのではなく、電子教科書を十分に知ることが大切です。その上で、実際に使う立場となる子どもと、電子教科書の可能性について話してみるとよいでしょう。





電子黒板

電子黒板とは、大画面のデジタルテレビモニターなどを使った映像端末。すでに公立小学校約3000校が、国語の授業を電子黒板で行っている。先生が電子ペンで画面に書き込んだり、映像を映したりなど、子どもの知的好奇心をくすぐる授業が展開されている。

ゴッホの世界に触れる芸術の秋

2010年に没後120周年を迎えるゴッホ。オランダのファン・ゴッホ美術館とクレラー=ミュラー美術館の2大コレクションの全面協力のもと、『種まく人』や『灰色のフェルト帽の自画像』など、約120点の作品が集まる。芸術の秋、ゴッホの世界を存分に楽しめる展覧会。

「没後120年 ゴッホ展~こうして私はゴッホになった~」
10月1日(金)~12月20日(月)
入場料(当日):一般1,500円、大学生1,200円、 高校生800円、中学生以下無料
国立新美術館
東京都港区六本木7-22-2 企画展示室1E
03-5777-8600
http://www.gogh-ten.jp/tokyo/

自然や生き物からテクノロジーを学ぶ

『千一夜物語』で有名なシンドバッドの航海の物語を通して、中近東の文化を紹介する展示会。中近東の神話や伝説、さまざまな香料や白檀などの交易品……。神秘的な中近東の文化が子どもにもわかりやすく解説される。バラ香油、アラビア文字、水タバコといった体験コーナーも充実。今まで知らなかった中近東の魅力を親子で楽しもう。

「シンドバッドの大冒険とガラスの海」
~11月7日(日)まで
入館料:一般800円、高大生500円、65歳以上400円、中学生以下無料
(財)中近東文化センター附属博物館
東京都三鷹市大沢3-10-31
0422-32-7111
http://www.meccj.or.jp/

岩石から学ぶ日本列島の生い立ち

日本列島が、いつ、どこで、どのようにして形づくられてきたのか、その生い立ちを探る特別展が開催。20億年前の日本最古の石を含むれき岩の展示や、6億~1億年前の日本列島の大地の骨組みができあがる過程、地質学のキーワードなどを紹介し、日本列島の形成について詳しく学べる内容になっている。

「日本列島20億年 その生い立ちを探る」
~11月7日(日)まで
観覧料:20歳~64歳(学生を除く)710円、20歳未満・学生400円、高校生・65歳以上200円、中学生以下無料
神奈川県立生命の星・地球博物館
神奈川県小田原市入生田499
0465-21-1515
http://nh.kanagawa-museum.jp/

多くの謎が解明される最先端の火星科学とは

「はやぶさ」の帰還により、惑星探査への注目が集まる中、東京大学が火星の謎に迫る展覧会を開催する。近年火星で取得された、数10cmの岩をも判別できる画像を数多く展示。また、現在検討されている火星探査計画「MELOS」の紹介からは、研究者の斬新なアイデアや主張を知ることもできる。生命誕生 の鍵を握ると言われている、火星科学の最先端を学ぶチャンスだ。

「火星-ウソカラデタマコト」
~10月30日(土)まで
入場料:無料
東京大学総合研究博物館
東京都文京区本郷7-3-1 東京大学本郷キャンパス内
03-5777-8600
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/

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