Vol.11

女子の進路選択の幅が広まる
日本の未来を担う「理系女子」

理系女子育成のため大学がイベントを開催

今年10月、鈴木章氏と根岸英一氏が、ノーベル化学賞を受賞しました。日本人研究者の優秀さが世界に認められている一方、子どもの理科離れや科学技術予算の削減、海外留学者の減少など、次世代の研究者育成には、多くの不安要素があるようです。

そんな中、この現状を打開しようと、「未来のノーベル賞受賞者」を育てるためのさまざまな取り組みを国が行っています。中でも、最も注目されているのは「女子中高生の理系進路選択支援事業」。理工系学部への女性進学者や、研究者が著しく低いという問題を解決するため、「理系女子」育成の支援をする事業です。女子中高生に向けて、科学技術分野へ関心を持ってもらえるようなイベントを実施しています。

東京大学の新領域創成科学研究科、物性研究所、数物連携宇宙研究機構が合同で行ったイベント「未来をのぞこう!」も、その事業の一環。数物連携宇宙研究機構では、「宇宙の大きさを実感してみよう!」をテーマに、宇宙の広さや地球から星までの距離について、天文学者が観測写真や算数を使って女子中高生たちに解説を行いました。

また、ノートルダム清心学園清心女子高等学校が、全国の女子中高生を集め、化学や生物、環境などについての研究成果を発表する「集まれ! 理系女子 女子生徒による科学研究発表交流会」を開催。「髪用染色剤が髪の表面のキューティクルに与える影響」「ゴーヤを用いたニワトリ培養細胞の増殖について」など、専門家顔負けの研究も多く発表されたそうです。

日本では「女子は理数系が苦手」という認識が強いですが、それはもう過去のもの。女子の進路選択の幅は、広まってきています。女の子をお持ちのお父さん、お母さんも「うちは女の子だから……」という常識にとらわれず、小学生のうちから、理系への興味・関心をぜひ育ててあげてください。





Rikejo[リケジョ]

理系を目指している女子の進路相談を行っているインターネットサイト。「数学が苦手でも、理系に行ける?」などの悩みに、理系学部の女子大生たちが答えてくれる。企業で働く、理系出身女性のインタビューも必見。
http://www.rikejo.jp/

さまざまな視点から新しい地球を探そう

日本科学未来館が、新しい地球理解のためのプロジェクトを始動させる。超高解像度のリアルな映像を映し出す巨大球体ディスプレイや「二酸化炭素濃度の全球マップ」を始めとする、地球観測データへアクセス可能なボードの展示などを行う。多様な視点からのアプローチにより、地球上のさまざまな「つながり」を感じられる内容だ。

「日本科学未来館「つながり」プロジェクト-地球を理解するための、新しい知の体験」
2011年3月~
入館料:大人600円、18歳以下200円
日本科学未来館/東京都江東区青海2-3-6
03-3570-9151
http://www.miraikan.jst.go.jp/

自然や生き物からテクノロジーを学ぶ

エコへの意識が高まる現在、自然や生物の機能を科学技術や産業に応用する、ネイチャー・テクノロジーが注目されている。この展示会では、水を弾くハスの葉の性質を、レインコートや傘の開発に応用にするといった、人々の生活に根差したネイチャー・テクノロジーを紹介。自然から、新しい暮らし方の知恵を学ぶことができるはず。

「エコで粋!? 自然に学ぶ ネイチャー・テクノロジーとライフスタイル展」
~2011年2月6日(日)
入館料:一般・大学生600円、高校生以下無料
国立科学博物館
東京都台東区上野公園7-20
03-5777-8600
http://www.kahaku.go.jp/

オーロラと宇宙の神秘的な世界を満喫

「はやぶさ」の帰還や、野口聡一氏・山崎直子氏といった日本人宇宙飛行士の活躍で、宇宙への関心が高まる中、国際宇宙ステーションから今年撮影されたばかりの、貴重なオーロラ写真を中心とした展示会が行われる。アラスカからのオーロラ生中継映像「Live ! オーロラ」や、宇宙で発生する電波の音色を聴くことができる「宇宙からの音」コーナーなども必見。オーロラと宇宙の世界を存分に味わおう。

「宇宙から見たオーロラ展2011」
2011年1月5日(水)~1月31(月) 
入場料:無料
コニカミノルタプラザ
東京都新宿区新宿3-26-11新宿高野ビル4階
  03-3225-5001
http://konicaminolta.jp/plaza/

星空の中を歩くプラネタリウム

スカイ プラネタリウムは、世界初の「3Dウォーク型プラネタリウム」。最新の観測データをもとに再現された、3次元の宇宙空間を、自由に歩き回ることができる。プラネタリウムを楽しんだ後は、屋上のスカイデッキ(有料)で行われている、天体観測会に参加するのもおすすめだ。

「スカイ プラネタリウム~一千光年の宇宙を旅する~」
~2011年2月13日(日)
入場料:一般1,800円、高校・大学生1,300円、4歳~中学生800円(展望台入館料含む)
森アーツセンターギャラリー/東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ 森タワー52階
03-6406-6652(東京シティービュー)
http://www.sky-planetarium.com/

サイトマップ
人気記事ランキング
01 特集
そのひと言が子どもを変える! 学力を伸ばすほめ方・励まし方
02 スペシャルウィーク
9歳までに身につけたい国語力
03 子育てに効く脳科学のお話
頭をよくする方法はある?

サイト内検索
 

RSS登録
これまでの特集記事



気になる記事ピックアップ
これまでに公開された記事の中から気になる記事をランダムでピックアップし、表示しています。