親も知らない、子どもや
学校のことが学べる本
第9回
身近な存在だからこそ改めて知っておきたい

皆さんは、学校やクラスのことについて、普段どのくらい子どもと会話していますか? きちんと話しているつもりでも、実は知らないことが多くあるかもしれません。今回、そんな方におすすめの本を、青山ブックセンター・武本さんに紹介してもらいます。

「親は学校を身近だと思っていても、実はどんな風に子どもを教育しているか知らない……などということもあるかもしれませんよね。でも、子どもがきちんとした学校生活を送るためには、親と学校が信頼関係で結ばれ、情報を共有していることが大切なのです。乙武洋匡氏は、小学校の教員として働いていたとき、定期的に生徒の保護者に電話をしていたそうです。たとえば、『今日○○くんは、僕が困っていたら真っ先に手を差し伸べてくれたんですよ』という風に、学校でのエピソードを話していたとか。このように、学校と親が少しでも距離を縮めて、子どもをサポートする環境を整えてあげたいですよね」(武本さん)

今回セレクトした本を通して、もう一度学校や子どもについて考え、新しい発見をしてみてはいかがでしょう。

『だいじょうぶ3組』
乙武洋匡【著】10年9月刊/講談社/ 1,470円

乙武氏の実体験に基づく小学校が舞台の感動小説

『五体不満足』がベストセラーになった乙武洋匡氏が、2007年~2010年まで杉並区の小学校教員として働いていたときの体験を基にして書いた、自身初の小説。「ありのままの先生の姿を子どもたちが受け止め、成長していく様子が活き活きと描かれています。作品中の先生と生徒の会話もリアリティーがあるので、自分の子どもの姿を想像してみるのもいいかもしれません。『担任の先生に読んで欲しい』と話す小学生も多いみたいですよ」(武本さん)

『12歳の文学──第四集──すごいぞ、日本の小学生
10年3月刊/小学館/ 1,260円

子どもたちの感性に触れ新鮮な気持ちを味わえる

小学生対象の文学賞として話題の『12歳の文学賞』。本書は、その第4回の優秀作品を集めたもの。「大人顔負けの作品ばかり。ネーミングやフレーズのセンスもフレッシュなので、子どもたちの想像力の幅を体感してみてはいかがでしょう」(武本さん)

『がっこう百科』
岡崎勝【編著】05年12月刊/ジャパンマシニスト社/2,000円

小学生の親に読んで欲しい学校の全てがわかる本

現役の教員が、小学校入学前から卒業するまでの親に知っておいて欲しい情報を“辞書”としてまとめた1冊。「“家庭訪問”などの単語だけでなく、“授業参観で何を見るべきか”など、対処法を逆引き辞典的に調べられるのも魅力です」(武本さん)

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